本日2022年7月19日は『新世紀エヴァンゲリオン』の完結編『Air/まごころを、君に』が公開され、旧エヴァが完結してちょうど25年目となります。せっかくなので当時のことを振り返り&グッズの紹介でも記事にしてみようかと思います。
旧エヴァ完結から25年目
1995年10月からスタートしたTVアニメ版『新世紀エヴァンゲリオン』の完結編として劇場公開された『Air/まごころを、君に』は、エヴァの劇場作品第2作目として1997年7月19日に公開されました。
同年3月に公開された『シト新生』公開時の、期待と不安と寂しさを綯い交ぜにしたような複雑な心境で迎えた7月19日の公開日は、(25年も前なので細かくは覚えていませんが)去年完結した『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開時とはまた違った気持ちだったと思います。
当時すでに社会現象と呼ばれていたエヴァでしたが、本編の展開もさることながら『Air/まごころを、君に』公開に至るまでテレカ付き前売り券の即完売や公開直前での本編分割などリアルでも話題に事欠かなかったので、アニメの注目度としては異例だったと思います。劇場に行ったらとにかく人だらけで、この中で無事に鑑賞して戻ってこれるのか不安になるくらいでした。
上映中はとにかく画面にくぎ付け。ほかのことは何も考えず人生のなかでもっとも集中したのでは?と思うほど、映像情報が洪水のように脳内に直接流れ込んでくるイメージでした。
そして上映終了後は『シト新生』のときと同様、またしても放心状態に。しばらく何も考えられないほどの衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えております。その後、落ち着くにしたがって本編中のアレやコレはどういう意味だったのか?などと次々に疑問が湧いてはリアルやパソ通でいろんな人と話していって解消していくといったことをしばらく続けていたと思います。
ただ、劇場鑑賞後にこれでエヴァが終わったとは完全には思えず、それを実感したのは公開当日の新聞に掲載された庵野監督のインタビュー記事を読んだときだったと思います。このインタビューの中で庵野監督は明確にエヴァは終わりと言っていたので、ここで本当に終わったんだと強く感じたのは印象に残っています。
こちらはちょっと内容が異なるカラー版。インタビューではありますが短いため、庵野監督のコメントはあまりありません。
ちなみにエヴァは庵野監督が作ったものですから、結末に納得ができないといったことは今も昔も一切なかったです。ただ、映像作品にここまで心を揺さぶられる体験は25年経った今でもほとんど経験したことがありませんから、当時はとにかく強烈すぎましたね。
グッズの紹介
せっかくなので『Air/まごころを、君に』にちなんだグッズをいくつか紹介したいと思います。
まずは前売りチケット。左から学生・一般・特別招待券となっており、それぞれ1,200円・1500円・非売品でした。白バックに英字タイトルのみのシンプルすぎるデザインでした。
現在ではムビチケやスマホなど電子化されてしまっているので、今後は紙のチケットは販売されることは少ないでしょう。
こちらは劇場で販売されたパンフレット。『シト新生』の時は通常版とデラックス版の2種類が発売されましたが、『Air/まごころを、君に』では1種類でした。
https://evacollector.com/eva-no859-the-end-of-evangelion-panfu/
衝撃的だった告知ポスター。ほぼ嫌な予感しかしないデザインですが、今見ても目を惹く素晴らしいデザインです。
https://evacollector.com/eva-no405-the-end-of-evangelion-poster1/
劇場版のサントラ。ソフト化されるまで劇場で観たことを思い出しながら何度も聴いていたので、おそらくエヴァ関連CDの中ではもっとも聴いた盤面だと思います。
https://evacollector.com/eva-no259-theendofeva-cd/
お馴染みのエヴァ缶ですが、初代は『Air/まごころを、君に』の公開記念として販売されました。
https://evacollector.com/eva-no16-21-ucc-evakan-eoe/
おわりに
〇〇周年の記事を書くときにいつも思うことですが、『Air/まごころを、君に』を夏の暑かった日に初めて観てからもう25年も経ったのかと感慨深くなります。
その後は新劇場版の大ヒットもあって旧シリーズが完結したときよりも多くのエヴァファンがいるのではと思いますが、いずれにしてもエヴァ好きが増えてくれたのはいちファンとしてとても嬉しいです。幅広い年代で話題にできる作品というのは大げさにいえば国民的アニメだと思いますが、エヴァンゲリオンという作品もその仲間に入ったのではないかと感じております。
新旧シリーズとも完結したエヴァですが、今後も30周年、40周年と末永く楽しみたい&楽しませてもらいたい本当に大好きな作品だと思っております。