エヴァの旧劇場版『THE END OF EVANGELION』のサントラを紹介。個人的には今までで最も聞いたエヴァ関連CDだと思います。
グッズ概要
1997年7月公開の映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』の劇中使用曲を収録したサウンドトラック。
CDタイトルの『THE END OF EVANGELION』は、『Air/まごころを、君に』の英語表記。
発売日は1997年9月で、発売一週間で16.5万枚を売り上げ、週間オリコンランキング3位でした(オリコンスタイル)。
2004年には昨今流行りのハイレゾ仕様である、DVD-Audio版(96kHz/24bit、5.1chサラウンド対応)が発売されました。
その後、2013年12月のTV版サントラのハイレゾ版配信に続き、このサントラも2014年12月にハイレゾ配信が開始されました。
https://evacollector.com/eva-eoe-hi-res-audio/
初回限定版
初回限定として、赤い透明のスリーブケースが付属していました(現在無くしてしまったので写真はありません)。
収録曲
収録曲は全14曲。楽曲はTVシリーズと同様、主に鷺巣詩郎氏が担当しております。
- 他人の干渉
- 真夏の終演
- 退行への緊急避難
- 偽りの、再生
- 身代わりの侵入
- II Air [ORCHESTRAL SUITE No.3 in D Major,BMV.1068]
- 空しき流れ
- THANATOS-IF I CAN’T BE YOURS-
- 始まりへの逃避
- 不安との密月
- Komm, süsser Tod/甘き死よ、来たれ(M-10 Director’s Edit. Version)
- Jesus bleibet meine Freude [Herz und Mund und Tat und Leben BMV.147]/主よ、人の望みの喜びよ
- 閉塞の拡大
- 夢のスキマ
イラスト・デザイン
ジャケットは作品のメインビジュアルである赤い海。劇場ポスターではこれを背景に、キャラクターが死んでいるイラストが使用されました。
https://evacollector.com/eva-no405-the-end-of-evangelion-poster1/
ケース裏面には収録曲が書かれております。元になったのは『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air まごころを、君に』のラストシーンですね。
ブックレット
こちらはブックレットの中身。全14ページで曲の解説などは一切なく、劇中シーンと一部の曲の歌詞が載っているのみです。
こちらはシンジがミサトと別れる最後のシーンでかかる「身代わりの侵入」。シンジが劇中に喋るセリフが載っています。
こちらは終盤『人類補完計画』発動時にかかる「甘き死よ、来たれ」の歌詞と日本語訳。なお、日本語の原詞は庵野監督が担当しています。
感想
現在まで数え切れないほど聴き込んだ、思い入れ深いCDです。
クラシック色の強い印象ですが、劇中を反映してか全体的に暗い曲調のものが多いです。
唯一明るい曲調のNo.11「甘き死よ、来たれ」も実際の歌詞を見ると破滅的な内容で、とてもこのCDを聴いて楽しい気持ちになるものではありません。
ただ嫌いなCDという訳ではまったくなくて、劇場公開当時にはほぼ毎日擦り切れるほど聴いていました。全部の曲が好きですが、特にNo.4「偽りの、再生」やNo.5「身代わりの侵入」なんかが特にお気に入りです。
今でもエヴァに熱中していた時期を思い出させてくれる大切なCDです。
参考HP
- THE END OF EVANGELION (Wikipedia)
- 【オリコン】『アナ雪』サントラが12週目で初1位 累計30万枚異例のヒット (オリコンスタイル)