『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開延期

6月公開予定だった『シン・エヴァンゲリオン劇場版』が公開延期となってしまいました。日本のみならず、世界中の人々の生活や経済を脅かす新型コロナウイルスの蔓延が原因です。

ファンの一人として延期は非常に残念でしたが、今の情勢ではやむなしでしょう。ただ、延期にあわせて公式HPが更新され、新しい情報も公開されました。その辺りもふくめて、情報をまとめてみました。

目次

『シン・エヴァ』の公開が延期

2020年6月27日に公開が予定されていた新劇場版シリーズの完結編『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開が、新型コロナウイルスの影響により延期されました。

引用:株式会社カラー「『シン・エヴァンゲリオン劇場版』」公開延期のお知らせ」より

https://www.khara.co.jp/2020/04/17/shineva0417/

新しい公開時期は未定。決定次第、速やかに公式サイトやSNSで告知されるとのことです。ツイッター上でも『シン・エヴァ』公開延期を話題にする人は多く、トレンド入りもしております。

延期の情報が流れるとトレンド入り

2020年1月より世界中で広まった新型コロナウイルスによる感染症ですが、東京オリンピックの中止や日本全国での外出自粛要請などにより様々なところに影響が出ており、6月公開予定の『シン・エヴァ』も公開延期となってしまいました。

全国の映画館は4月現在、【密集、密室、密接】のいわゆる「三密」を防ぐためにすでにほとんどが営業自粛となっていて新作の上映がされていないような状況ですが、日本政府が4月17日に行った緊急事態宣言の対象が全国に広がったことで最終的に『シン・エヴァ』も公開延期となったのではと思います。

個人的には終息の兆しが見えない新型コロナの猛威から身を守るために、公開延期は現在の時勢としてやむを得ない判断だったと思います。公開されれば初日に見に行くつもりでしたから、延期になったことであきらめもつくというのが正直な感想です。

一部、ネットでは『シン・エヴァ』の公開延期に、“また製作が遅れているからだ”といったコメントが見られますが、脚本は2019年4月の時点で完成していたようですし、本編アフレコが2020年2月25にすべて終了していることから製作は終盤だったと思われますので、延期は本当に新型コロナの影響でしょう。

様々なコラボや公式での盛り上げなどからみても、公開は予定通り6月27日にしたかったと思います。ファンとしては残念ですが、こればかりは仕方のないことでしょう。

ただ、エヴァのメカニックデザイン担当の山下いくと氏は、こんなコメントをしております。

もちろん冗談でしょうが、実際エヴァはソフト化やTV放送時など事あるごとに中身をブラッシュアップしてきましたから、庵野監督ならやりそうな気がしてしまいます。作品のクオリティが上がるのは歓迎しますので、できる限り頑張っていただきたいです。

なお、現在予約受付中のムビチケなどは延期後の公開では使えるようです。私はすでに予約済みですが、これからの方でも安心して購入できると思います。

庵野監督のメッセージ

公開延期について、庵野秀明監督からは直筆メッセージが公開されました。

内容としては、新型コロナウイルス感染症になった方へのお見舞いメッセージ、医療従事者への感謝などが綴られ、さらに前作『Q』の劇場公開から8年経過している『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開時期が遅れることへのお詫びがあります。

そして、最後に世界中が新型コロナウイルスの脅威にさらされていることについて、“不撓不屈の精神で皆さんと共にがんばっていきます。”という言葉で締めくくっております。

この【不撓不屈】は、2011年3月の東日本大震災時のボランティア壁紙にも書かれておりました。大きな難局に立ち向かうときに使っているようですが、困難な状況でも前向きになれるいい言葉ですね。

「エヴァンゲリオンイラスト種2007-2017」株式会社グラウンドワークス 2018年3月発行より

引用:「エヴァンゲリオンイラスト種2007-2017」株式会社グラウンドワークス 2018年3月発行より

公式HPも更新。新しいビジュアルが公開された

公開延期の情報と同時に、公式サイトのトップページも更新されております。

こちらが今までのビジュアル。赤いエッフェル塔?と「続、そして終。非、そして反。」の文字がありました。

引用:エヴァンゲリオン公式HP【https://www.evangelion.co.jp/】より

そして、今回新しくなったのがこちら。線路のビジュアルと、「さらば、全てのエヴァンゲリオン。」の文字が入っております。また、公開時期は正式に決まっていないため、公開日が「近日公開」に変更されております。

引用:エヴァンゲリオン公式HP【https://www.evangelion.co.jp/】より

なお、この線路のビジュアルは庵野監督の故郷・山口県宇部市の線路のようです。

てっきり庵野監督が好きな電柱たくさん、のイラストがくるかと思っていたのですが、線路とは意外でした。また、線路の先にはシンジらしきキャラもおります。これが単なるイメージなのか、本編を表す暗示なのかは公開されてみないとわかりませんが、ぜひともハッピーエンドを期待したいです。

さらに、新しく公開されたビジュアルには、タイトルの下に【THRICE UPON A TIME】という文字が入っております。これは、SF小説界の巨匠・ジェイムズ・P・ホーガンの『未来からのホットライン』からとられているそうです。

昔からの、小説から最終話のタイトルを持ってくる手法が『新劇場版』でも発揮されたようです。ジェイムズ・P・ホーガンの小説は『星を継ぐもの』や『ガニメデの優しい巨人』は読んでいましたが、『未来からのホットライン』は未読でした。これを機会に読んでみたいと思います。と思ったら、通販サイトは軒並み品切れ。古い本なので以前から品切れだったかもしれませんが、もしかすると『シン・エヴァ』効果なのかもしれませんね。

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『新劇場版』シリーズの無料開放

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開延期と同時に、前3作である『序・破・Q』の全編無料開放が決定しました。

引用:株式会社カラー「『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序、:破、:Q』無料開放のおしらせ」より

公式アプリ「EVA-EXTRA」で4月18日から30日まで配信され、さらに今回は株式会社カラーの公式YouTubeでも4月20日週内で配信予定、オーディオコメンタリーの企画も進行中とのこと。外出の自粛要請が全国に広がったために家で過ごす時間と人が増えたことからこのような企画となったようです。

YouTubeなら多くの人が手軽に見ることができると思いますし、オーディオコメンタリーも楽しみです。

また、こちらは以前から情報が出ておりましたが、4月18日から3週連続で『新劇場版』シリーズが、初の4Kで放送されます。

新劇場版だけでなく、旧作含めてエヴァが初めて4Kとなった映像ですので、こちらも合わせて楽しみです。

 

以上、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の公開延期情報でした。

ここまでコロナが脅威になるとは、正直1月の時点では思ってもみませんでしたが、日ごとに増える感染者数を見ると様々な活動が制限されるのも仕方のないことでしょう。『シン・エヴァ』公開まで、今までのTVシリーズや『新劇場版』の作品配信なども行われておりますので、それらを見ながらじっくりと待ちたいと思います。

とにかく『シン・エヴァ』が公開されるときには新型コロナウイルスが収まり、安心して作品を楽しめる環境になっていることを願っております。

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この記事を書いた人

大好きなアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』関連のグッズを、25年以上集めております。ブログでは、これまで集めたエヴァグッズを紹介しております。

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