『新世紀エヴァンゲリオン』および『ヱヴァンゲリオン新劇場版』は、これまで新聞に登場したことがたびたびありました。このまとめ記事では映画公開時の広告や関連イベント、庵野秀明監督のインタビューなどでエヴァが新聞に登場したときの紙面をまとめております。
また、庵野秀明氏個人の記事が掲載された新聞もあわせて紹介。新しい新聞記事を入手した場合には追加更新しております。
インタビューから広告まで様々
1995年にテレビ放送が始まるやいなや、またたく間に社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』。これまで1995年のTVアニメシリーズのほか、1997年の旧劇場版シリーズの公開、2007年からスタートした新劇場版シリーズの公開時など、様々なところでエヴァが新聞に登場しました。
内容も単なる広告から関連イベントの紹介、庵野監督やスタッフインタビュー、業界人によるコメントまで様々でした。
この記事では私が持っているエヴァが掲載された時の新聞を、時系列で掲載しております。
1997年
1月1日
角川映画の広告の中に、同年公開の『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』が登場しています。
3月13日
エヴァ初の劇場作品となる『シト新生』の公開日直前に掲載された広告。シト新生の宣伝と、前年に発売された東芝のDVDプレイヤー「SD-3000」の広告を兼ねています。エヴァは家庭用DVDの登場直後からソフト化など積極的だったためと思われます。
7月18日
映画『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』の公開日前日の番組表に入った広告。『Air/まごころを、君に』のポスタービジュアルでも使用された文言が並んでおりますが、キャラビジュアルが一切ないのが異質です。
7月19日
朝日新聞に掲載された庵野秀明監督のインタビュー記事。同日公開され完結した『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』について語っています。ちなみにここで監督は、エヴァはもう終わった作品と言っておりました。
12月16日
WOWOWで翌年の1998年1月2日に放送される『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』の宣伝広告。この時の『DEATH』編は劇場公開時とは異なる摩砂雪監督の再編集版『DEATH (TRUE)』でした。
1998年
3月6日
『シト新生』と『Air/まごころを、君に』が1つになった『REVIVAL OF EVANGELION』の公開日前日の広告。丸の内シャンゼリゼでは初日プレゼントにSS版『鋼鉄のガールフレンド』が抽選で当たるという珍しいキャンペーンがされておりました。
7月3日
エヴァのTVアニメ版ビデオ/LD第12巻の発売日に掲載された広告。長く発売が空いていた10巻から11巻ですが、この12巻は前巻から5か月後の発売であり、このあとは最終巻まで一気にリリースされました。
1999年
2月26日
当時TVアニメが放送中だった『彼氏彼女の事情』についてのインタビュー記事。エヴァについてもちょっとだけ触れられております。なお、庵野監督はこのほぼ同時期、『ガメラ1999』という『ガメラ3 邪神覚醒』の制作現場のドキュメンタリー作品の監督もしていたそうです。
2010年
5月26日
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』のBlu-ray & DVDの発売日に掲載された一面オレンジの広告。
2011年
8月26日
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』がTV版として、金曜ロードショーで初放送された時の広告。
2012年
6月5日
貞本義行(著)『新世紀エヴァンゲリオン』コミックス第13巻【プレミアム限定版】の一面広告。アニメ版とは大きく異なる展開となった、アスカを助けに来た時のシンジとエヴァ初号機のシーンが使われています。
11月10日
こちらはちょっと変則的ですが、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』公開記念にエヴァストア池袋店などで配布されたシネマニュースの号外「case of EVA」。発行日は映画公開日ですがそれ以前から配布されておりました。
8ページ分がまるまるエヴァ特集となっており、作品年表やグッズなどが紹介されております。
最後は1面が『Q』のサントラ発売告知となっております。
11月16日
翌日に公開となった『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の上映館のお知らせ。東京にあるいくつかの地域の映画館で『ヱヴァ:Q』の上映状況がわかるようになってました。
12月5日
11月17日に公開された『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』について、松本零士さんや桜 稲垣早希さんのコメントが掲載されています。カヲルと会話して頬を染めるシンジのカットもあり。
2013年
2月13日
電子書籍でマンガ版『新世紀エヴァンゲリオン』第13巻と既刊の売り上げが販売記録を更新したときの紹介記事。
8月3日
東京の松屋銀座で開催された「エヴァンゲリオン展」の、開催直前となる紹介記事。記事内にはアスカの原画が掲載されております。
8月6日
8月7日から東京の松屋銀座で開催された「エヴァンゲリオン展」の広告。イベントのキービジュアルが使用されております。
2014年
7月15日
貞本義行(著)『新世紀エヴァンゲリオン』の完結となったコミックス第14巻【プレミアム限定版】の一面広告。限定版表紙がカラーで掲載されております。
裏面には貞本義行先生によるレイとマリの描きおろしイラスト。コミックス発売前に発表されたこちらのイラストで右側に描かれている女性(マリ)が誰なのか、ファンの間で話題になりました。
8月18日
こちらと次は記事ではありませんが、内容から地上波での放送は無理と思われていた『シト新生 EVANGELION:DEATH(TRUE)2』と『Air/まごころを、君に』の旧劇場版二作品が、深夜の日本テレビ「映画天国」で地上波初放送された際の番組表。金曜ロードSHOW!にて新劇場版シリーズ三作品が連続放送されるのに合わせた放送でした。
8月25日
『シト新生』もそうですが、こちらの『Air/まごころを、君に』は特にカット祭りになるだろうと思われておりましたが、予想通りのカットと、画面が暗転して音のみという凄まじい編集っぷりでファンの不評を買っておりました。でも、個人的には放送してくれたのは嬉しかったです。記念ということで紹介。
11月12日
セブンイレブンとエヴァのフェアで一台だけ限定販売された1600万円のスーパーカー「オロチ」を紹介した記事。のちにこの「オロチ」は、いくつかのエヴァイベントにも登場しております。
2015年
1月31日
エヴァのスマホゲーム「ヱヴァンゲリヲン バトルミッション」の広告。4コマ漫画の下にある小さい広告スペースに入っていて、かなり気を付けていないと見つけられません。
8月24日
表紙に綾波レイが登場した「AERA」2015年8月31日号の発売告知広告。
2018年
5月10日
通称エヴァ新幹線と呼ばれた「500 TYPE EVA」の運行が5月13日に終了することを報じる記事。終了直前の9日の様子が写真付きで記載されております。タイトルもエヴァ風です。
5月14日
エヴァ新幹線の運行が5月13日で終了したことを報じる記事。ラストランでの様子を紹介しております。
こちらは同日一面の記事。デジタル版でエヴァ新幹線の記事があることが書かれております。
5月20日
島根県松江市と出雲市にまたがる宍道(しんじ)湖にちなんだ「シンジ湖のシジミ汁」の紹介記事。【エヴァンゲリオン展】が島根県立美術館で2018年4月20日からスタートし、その会場で限定販売されたこちらの商品は当時とても話題になりました(エヴァ博での展示・紹介もあり)。
2019年
1月11日
サッポロ生ビール黒ラベルの広告。エヴァ関連ではありませんが、一番右には庵野秀明監督が写っております。
12月25日
大規模なコラボイベント【中京圏プロジェクト】に登場した名古屋鉄道のエヴァ初号機デザインのミュースカイを紹介した記事。中日新聞がエヴァを紹介するときに、このタイトル風文字デザインをよく見かけます。
2020年
1月1日
Netflixで配信されている『新世紀エヴァンゲリオン』の紹介広告。
1月10日
2020年1月よりスタートしたエヴァの聖地・箱根のキャンペーンを伝える記事。
1月13日
【中京圏プロジェクト】の開始セレモニーを紹介した記事。エヴァ初号機をバックに愛知県知事らが記念撮影しております。
2月2日
【中京圏プロジェクト】で登場した、綾波レイのコスをしたナナちゃん人形を紹介した記事。上記ミュースカイとともにコラボイベントを盛り上げました。なお、2021年にはアスカのナナちゃん人形も登場しております。
9月7日
株式会社交通新聞社が発行する交通新聞に掲載された、エヴァ25周年を記念した貨幣通貨セットの紹介記事。
2021年
1月12日
シン・エヴァが1月23日に公開される予定だった時の記事。エヴァのほか、オリジナルアニメが2021年も映画業界をけん引することを予想する記事ですが、シン・エヴァのほか、コナンや『竜とそばかすの姫』にも言及しております。
1月30日
ゼンショーグループの「すき家」「なか卯」とのコラボメニューとして登場したブラン・マンジェの紹介記事。ゼンショーグループが取り組んでいる途上国支援フェアトレードと合わせて1面広告になっております。
3月12日
シン・エヴァ公開直後の作品紹介記事。東京・丸の内TOEIに飾られたシン・エヴァの横断幕掲出の様子が写真として入っております。
3月18日
名古屋臨海高速鉄道のあおなみ線が、エヴァとコラボして「あやなみ線」となり、その記念乗車券が発売されることを紹介する記事。記念乗車券のイラストと台紙も写真付きで紹介しております。
3月19日
『シン・エヴァ』の公開から2週間ほど経過したときの記事。アニメ評論家・批評家・大学教授の3名によるレビューが掲載されております。
上記記事のモノクロ版。書いてある内容は同じですが、記事中で【人類補完計画】を“男性中心社会が引き起こした歪み”と書いている人を初めて見ました。
3月22日
シン・エヴァ公開直後でのエヴァ製作現場密着ということもあって話題沸騰だったNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」の放送告知。番組表の左右にそれぞれ庵野監督の写真が掲載されました。
こちらは同日の毎日新聞での番組告知。
4月13日
シン・エヴァの舞台挨拶で庵野監督が語った、興行収入100億円を目指す発言を紹介した記事。エヴァをロボットアニメとハッキリ言及したのが印象的です。
4月27日
公開中の『シン・エヴァ』の興行収入が80億円を突破した記事。作品紹介だけでなく、作品の来歴や聖地である箱根町での様子が書かれております。
5月11日
『シン・エヴァ』の劇中に登場した第3村の元となった天竜二俣駅を紹介した記事。転車台や鉄道歴史館について紹介しております。
5月25日
アニメの紹介コラムで『シン・エヴァ』の大ヒットを紹介した記事。公開からある程度時間が経っているためか、映画の内容にも触れられています。写真は「T・ジョイ横浜」のエヴァ初号機フィギュア。
6月16日
pop styleでシンジの声優・緒方恵美さんのインタビューを掲載した読売新聞の記事。シンジを演じた印象のほか、出版した自伝・ライブなど近況のことなども書かれております。また、緒方さんが演じた『幽遊白書』や『ダンガンロンパ』など、他の役にも触れております。
こちらは同紙の1面。左上に緒方さんの写真が入っておりました。
こちらは同日の朝日新聞の記事。イベント情報欄に【庵野秀明展】の開催告知が、シン・エヴァのポスタービジュアルとともに紹介されております。
9月2日
アマゾンプライムで8月13日より独占配信された『シン・エヴァ』の全面広告。実際に投稿された作品のレビューの抜粋が掲載されており、この中には私が書いたレビューも(一部)掲載されております。
最初読んだときは気が付かなくて、どっかのサイトで募集したコメントか何かが書かれているのかと思ってました(そして「自分も応募しておけばよかったなー」なんて思ってました)。いくつか読んでみると何か見たことあるコメントがあるなーくらいの印象だったんですが、よく見たらレビュアーの名前が入っていてそれで初めて自分が書いたプライムのレビューだと気が付いたくらいです。ビックリしましたが嬉しかったです。
10月6日
東京・六本木の国立新美術館で10月1日から開催された【庵野秀明展】の紹介記事。なお、記事執筆者は庵野監督などが関わり話題となった1981年のDAICONⅢのOPアニメを、実際の会場で観ていたそうです。
10月14日
こちらも【庵野秀明展】の紹介記事。庵野監督の油絵のほか、シン・エヴァに登場した「第3村」のミニチュアセットが置かれていることも紹介しております。
10月16日
主催の朝日新聞の【庵野秀明展】紹介記事ではナディアやシン・ゴジラなど、エヴァ以外の庵野監督作品の写真が入っており、他紙よりもイベントの内容を詳細に伝えております。もちろんエヴァの写真も入っております。
10月14~
こちらは10月14日から東京の国立科学博物館で開催された特別展【大英博物館ミイラ展 古代エジプト6つの物語】の会場で配布された、朝日新聞の記念号外。一番下に【庵野秀明展】の告知が入っております。
12月17日
2021年に公開された映画を振り返る記事。夕日のポスタービジュアルとともに、シン・エヴァの興収が100億円を突破したことが書かれております。
2022年
7月2日
エヴァと山口県宇部市のコラボ【まちじゅうエヴァンゲリオン第2弾】の一環として、山口宇部空港2階ロビーに設置されたエヴァ初号機の様子を伝えた記事。県知事・市長・空港ビル社長などが参列して行われた除幕式の写真が一面に掲載されております。
7月13日
エヴァグッズを4000点以上も展示した【エヴァンゲリオン大博覧会】の紹介記事。実際に展示されたスーパーカー・オロチや、エヴァねぶたの写真とともに、イベントの内容を紹介しております。
7月31日
7月30日より北海道の網走市立美術館で開催された【海洋堂エヴァフィギュアワールド】の開催告知記事。巨大なエヴァ初号機フィギュアの写真とともに、60作品の展示がされていることを紹介しております。