庵野秀明作品上映会の五日目のレポート。ここからは劇場作品へ切り替わっていきます。
五日目は旧劇場版『シト新生』
【庵野秀明展】の開催を記念した作品の連続上映会。その五日目となる本日はエヴァ初の劇場作品であり、1997年3月に公開された『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』の上映でした。
前日の四日目の上映会の様子は、以下の記事を参考にしてください。
https://evacollector.com/event-annohideakiten-tv-eva-20-26-20211129/
『シト新生』単独での上映はかなり珍しく(のちの完結編である『Air/まごころを、君に』に内容が重複しているため)、ファンもそれを知っているためかチケットも一連の作品の中では一番最初に完売しております。
なお、『シト新生』の劇場上映自体は、近年ですと2015年のBlu-ray BOX発売記念のイベントで、新宿にあるTOHOシネマズ新宿にて上映されたことがありました。
https://evacollector.com/event-tohocinemas-shinjuku-bluray-all-night-1/
開場は19時ということで、TOHOシネマズ六本木ヒルズには18時30分ごろに到着。前日と違ってロビーの人数はかなり少なかったです。
前述の通りチケットは完売。今回の連続上映会で完売したのは初めてで、ファンの期待の高さを物語っています。
座席は結構前のほうで、TVシリーズの時よりも上を向いて鑑賞しておりました。首もそれなりに凝ってきましたが、上映時間自体はさほど長くなかったためか結構ラクでした。
内容に関してはもう「魂のルフラン」が劇場で聞けるというだけで満足度が高いのですが、正直に言えば「DEATH」編はやや退屈でした。直前に連日TVシリーズを鑑賞していたこともありますが、1997年の『シト新生』劇場公開当時、新作だと思って観に行ったら半分以上がこれで落胆したことをどうしても思い出してしまうという気分的なものもあるかなと思います。
あと、2015年のイベントでの上映時も思いましたが、やはりモノローグの声がほとんど聞こえないのがストレス。本編と同じ台詞は聞こえるのですが、重なるように入っているモノローグの台詞は小さい(後ろのほうからかすかに聞こえる程度)なので面白さを感じられません。ここだけは自宅で見たほうがいい部分ですね。
「REBIRTH」編はのちの「Air」を知っていると、画面は同じ風でも未完成感がかなり気になります(差を楽しむとも言えますが)。主にSE部分なのですが「REBIRTH」編を観たあとに「Air」を観ると、細かいところがかなりブラッシュアップされているのがわかって面白いです。とはいえ、初見での期待感はものすごいものがありましたから、何度観ても「Air」への期待が膨らむ「REBIRTH」編というのが24年経った今でも変わらない評価です。
上映終了後はカラー2号機さんのツイが話題になってましたね。このタイミングの良さは見習いたいです。
突然ですが、#高橋洋子
「魂のルフラン」はサブスクでお聴きいただけます(#シト新生 を #庵野展上映会
でご覧になった皆様などへ…)✅#残酷な天使のテーゼ/#魂のルフラン
👉https://t.co/olgUwLt87b#新世紀エヴァンゲリオン— (株)カラー 2号機 (@khara_inc2) November 30, 2021
なお、こちらはカセットテープの「魂のルフラン」と思われるもの。
#庵野展上映会 でエヴァファンの話題になっているであろう #高橋洋子 さんの「魂のルフラン」。公式さんが最新のリマスター版を紹介しているので、こちらはカセットテープ版を紹介。
詳細は不明が【NOT FOR SALE】の記載があり、販促用だったのかなと思っております。#新世紀エヴァンゲリオン pic.twitter.com/koH1CFs94q— エヴァコレクターの日記 (@evacollector) November 30, 2021
私と同じく熱心なコレクターの方からお譲りいただいたものなのですが、詳細がわかりません。非売品なので販促品かなとは思うのですが、せっかく話題になっているので一緒に紹介しました。
というわけで、【庵野秀明展】の記念上映会五日目のレポでした。『シト新生』の劇場上映が今度いつになるかわかりませんので(一連の上映会ではもう一度上映がありますが)、貴重な機会を楽しむことができてよかったです。
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