【庵野秀明展】開催記念特別上映会の十三日目を観に行ってきました

【庵野秀明展】に展示されている『式日』の資料

庵野秀明作品の連続上映会。13日目に行ってきましたので、当日の様子などをレポしたいと思います。この上映会の前には【庵野秀明展】にも行っていたので、だいぶ忙しい日でした。

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庵野監督の故郷・宇部市を舞台にした『式日』

東京都港区六本木にあるTOHOシネマズで、2021年11月26日~12月9日まで開催されている庵野秀明作品の連続上映会。十三日目である12月8日は、庵野監督の故郷である山口県宇部市を舞台にした『式日』が上映されました。また、前日と同様、追加上映として『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が12月5日に続いて上映されました。

前日の様子は、以下の記事を参考にしてください。

【庵野秀明展】開催記念特別上映会の十二日目を観に行ってきました
庵野監督の初実写作品『ラブ&ポップ』の劇場上映。およそ23年ぶりに映画館で観ました。

この日の上映スケジュールは以下の通り。

  1. 16:40~18:15 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
  2. 19:00~21:08 『式日』

映画館には16時20分ごろに到着。この直前に【庵野秀明展】にも行っていたのですが、そちらのお客さんもちらほら見かけました。

劇場内の様子

チケット販売状況について、『:Q』は座席自体は7~8割程度埋まっていたと思いますが、つい3日前にも上映されていたのでさすがに完売はしなかったようです。

庵野秀明展 開催記念 特別上映会 13日目 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qと式日の劇場上映

『:Q』のチケット販売状況

こちらは『式日』のチケット販売。実写映画の中では初の完売となっております。ただし前日の『ラブ&ポップ』と同じく、エヴァや『シン・ゴジラ』が上映されていたスクリーンの半分の大きさのハコでした。

庵野秀明展 開催記念 特別上映会 13日目 ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Qと式日の劇場上映

『式日』はチケット完売。

『式日』は2000年12月に公開されたスタジオカジノ(スタジオジブリの第2レーベル)第1回作品で、庵野秀明監督の故郷・山口県宇部市を舞台にした実写映画。宇部市に里帰りしてきた主人公の「カントク」と、そこで出会った誕生日の前日を延々と繰り返すヒロイン「彼女」との30日間(とその後)の交流を描いた作品。

『式日』ポスター

『式日』ポスター

原作者自らが主演しており、さらに「カントク」役も映画監督の岩井俊二さんが演じているというのが非常に変わっている作品。演技は素人かなと思いこんでいたのですが、全然違和感なく観れました。それもそのハズでそもそも原作者で「彼女」の藤谷文子さんは、『ガメラ』でヒロインを演じている女優でしたのでそれも納得です。

ストーリーは自分には難解。観ている側がカントクと一緒にヒロインの心の闇を解き明かしているような感覚があります。中盤でヒロインが狂ったように叫び建物内を暴れるシーンが滅茶苦茶怖かったり、たびたびホラーテイストなところがあって苦手な部分が多くあります。

終盤、母親(大竹しのぶ)と対峙するシーンでは、これまで想像していた母親のイメージとは全然違っていてよい意味で裏切られました。母親と彼女の二人の演技にのまれます。そしてラスト、ついに誕生日を迎えた彼女の笑顔で締め。いちおうハッピーエンドということでしょうか。ラストシーンのために観続ける作品かなと思いました。終わりよければすべてよし。

【庵野秀明展】に展示されている『式日』の資料

【庵野秀明展】に展示されている『式日』の資料

映像は芸術作品のような赤の演出が目を惹きます。個人的にアーケード街を歩く二人をあおり気味で長回しするシーンと中盤の巨大工場の中を歩くシーンがなんとなく好きです。

また、庵野秀明監督の故郷である宇部市を舞台にしているだけあって、電柱や工場群、看板を下から覗き込むようなカットなど庵野テイストあふれるシーンが多数あります。のちの『シン・エヴァ』にも登場している太陽家具のビルが実際にあったころの映像(シン・エヴァではCG)が入っていたり、ポスターの線路などエヴァに通じるモノがあってファンにも楽しめる映像になっていると思います。

また、エヴァ関連でいえば、林原めぐみさんがナレーションに参加。こうして通しで観ると林原さんはアニメ・実写を問わずかなり庵野監督作品に出演していたんですね。あと、挿入歌に川井憲次さんが参加されていてビックリしました。

『:Q』については、やはり『:破』との落差が激しい作品だなと感じます。のちの『シン・エヴァ』を知っていればちゃんと連続した一つの作品になっているとわかるのですが、単発だとどうしてもフラストレーションが溜まる部分がありますね。ただ、旧劇場版の雰囲気が感じられ、往年のファンには映像が新しいながらもどこか懐かしさを感じる部分もあって結果的には楽しめました。

ありがとうございました。