“月1エヴァ”第一弾となる『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』を観てきました

エヴァンゲリオン30周年を記念したイベントのひとつ【月1エヴァ EVANGELION 30th MOVIE Fest.2025-2026】(略称:月1エヴァ)が2025年10月10日からスタートしました。今年はエヴァ30周年の記念年でありながら、両親の介護や現在闘病中の愛犬の介護でほとんどエヴァ活らしいことはできていないため、せめてこれぐらいはと思い公開初日に映画館まで観に行ってきましたので簡単にレポしたいと思います。

目次

イベント概要

【月1エヴァ】とは過去のエヴァンゲリオン劇場作品を毎月1作品一週間限定で公開するというもの(10月のみ2作品)。上映スケジュールは以下の通り。

  • 2025年10月『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』、『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』
  • 2025年11月『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』
  • 2025年12月『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』
  • 2026年1月『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』
  • 2026年2月『シン・エヴァンゲリオン劇場版』

第一弾となるのは、1997年3月に公開されたエヴァンゲリオンの最初の劇場作品である『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』となります。

さらに今回は作品上映前に関係者からのスタッフコメント上映が行われます。『シト新生』では『REBIRTH』編の監督である鶴巻和哉監督のコメントが登場。内容は製作当時の鶴巻監督の写真が静止画とコメントのみで、作品について3分程度の内容となっております。

引用:https://www.evangelion.jp/news/251006-1/より

イベント告知当初はコメント上映は予定に無かったため、これを聞いてがぜん行く気になりましたね。

貴重な「魂のルフラン」が流れる『REBIRTH』編を上映

作品のおさらいですが、『シト新生』はTVシリーズの総集編である『DEATH』編と、TVシリーズのもう一つの結末を描いた完全新作『REBIRTH』編がセットになったもの。『REBIRTH』編はのちに公開された『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』の前半部分となります。

この『REBIRTH』編は実は一部のコアなファンにはかなり人気があります。その理由は劇中ラストシーンで流れるテーマソング「魂のルフラン」にありまして、同曲は非常に人気のある楽曲ですがこの『REBIRTH』編を収録したパッケージソフトは1998~1999年に発売されたVHS/LD/初期DVDのみであり、2003年から発売されたリニューアル版には収録されなかったため中古価格は高騰。入手も難しくなり2015年発売のBD-BOXに『シト新生』が収録されるまでは「魂のルフラン」が流れる『REBIRTH』編を観ることはかなり難しい状況で幻の作品とも言えました(なお、公開当時の『DEATH』編もマスターがすでになくBD-BOX収録まで観ることはかなり難しかった)。

そんな状況でしたから、事情を知るファンほどこの『REBIRTH』編が映画館で上映されることには思い入れがあるかと思います。今回30周年記念イベントとして、この『REBIRTH』編を含む『シト新生』を上映してくれた公式さんには感謝ですね。なお、『シト新生』自体はBD-BOX収録以降の2015年からたびたび劇場上映を行っておりまして、私が観に行っただけでも2015年と2021年のイベント上映会がありました。それぞれ当時の様子は以下の過去記事をご参考ください。

当日の様子

以下ではイベントがスタートした初日である10月10日のとある映画館での様子です。なお、『シト新生』は近所の映画館ではやっておらず、車で30分ほどにある映画館へ行きました。この映画館では1日2回の上映でお昼以外は21時ごろのものしかなかったため、必然的に後者でみることに。夜出歩く習慣もないし何かあったらイヤなので早めに出て劇場に到着。さっそくポスターなどを撮影しておりました。

月1エヴァの劇場ポスター
月1エヴァのポスター

グッズについては、今回の月1エヴァイベントに合わせて旧劇・新劇場版のポスターを模したアクリルスタンドなどが販売されたのですが、初日であるこの日はほとんど全滅。もともとがあまりアクリルスタンドに興味無かったのですが、ないとわかると欲しくなるのがコレクター魂というかサガ。次回のイベント時に補給されていることを願ってこの日は何も買いませんでした。

数少ないエヴァグッズはほとんど全滅

劇場には上映1時間前には着いてしまったのでボケーとしてましたが、上映時間が近づくと人がかなり多くなってきてびっくり。余談ですがこの映画館に来るのは『まどか☆マギカ』の劇場版以来で久々でしたが、レイトでこんなに混雑するのかとかなり意外でした。

21時にもかかわらずかなりの人が並んでました。

他の作品ももちろん直近であったのですが、上の写真は純粋にエヴァ待機列です。このあと見えない端っこまで伸びていた列の最後尾に並びました。こんなに多くなるとは、前もってチケット買っておいて良かったなーと思いました。

そのチケットですが、別に普通の紙チケットなのになぜか使用済みになるのがもったいないと思い、急遽保存用にも1枚確保。まったく無駄ですが、これもコレクターの厄介なサガ。

『シト新生』の印字されたチケットは感慨深い

時間が来たので並んで入場。入り口では忘れずに特典であるポスタービジュアルのスマホサイズステッカーを入手。すべてが揃ったところでいざ『シト新生』の鑑賞へ向かいました。

入場特典のスマホステッカーをもっていざ鑑賞へ

スクリーンは8割程度の埋まり具合。新劇場版世代かなと思われる若い集団もいましたが(むしろ50代以上と思われる方は見かけなかった)、驚いたのが女性の2~4人グループがかなりいらっしゃって、劇場公開当時とはだいぶ違う雰囲気を味わいましたw

上映前の劇場内の様子

上映冒頭、鶴巻監督のコメントが流れますが当時のことを話しするなかで、製作の遅れなどの理由で春夏に分割になってしまったお詫びがあってちょっと面食らいましたw
もう30年近く経っているにもかかわらずすごく丁寧なお詫びが出てきたので、鶴巻監督はとてもまじめな人なんだなという印象が前からより強くなりました。ほか少し話しもありますが、これから観に行く方もいると思うのでネタバレこんなもので。

作品については今さらですが、TVアニメシリーズを知っていると相変わらず狂気というか時系列もバラバラなので初見で観ても意味不明だろうなと。それでいて終盤のカヲル登場から『REBIRTH』編開始までは物語が収束していく感じがあるのが凄いです。

『REBIRTH』編は自分でも意外でしたがかなり緊張してしまって、劇中の凄惨なシーンにドキドキしました。劇場内がホントに静かだったので皆さんも同じだったのかなと。
そして終盤のアスカ無双はほんと気持ち良かった。SEが後の夏エヴァと比べるとあまり入ってないんですが、声優さんの演技はむしろのびのびしているように感じられ、特にアスカの勢いが映像とともに押し寄せる感覚は夏エヴァには無いモノじゃないだろうかと再認識しました。

そしてやってくるエヴァ量産機と流れる『魂のルフラン』。これこれ~とテンション上がりまくりで、やっぱり劇場で観て聴く魂のルフランはいいなーとちょっと泣きそうにもなりました。

そういえば細かいことを言えば『DEATH』編は97年3月の公開ver.ではなくDEATH (TRUE)²という再々編集版なので、公開ver.が見たければBD-BOX買いましょう。いつでも自宅でも『シト新生』が観れますよ。

感想

以上、【月1エヴァ】で『シト新生』を観に行ったレポでした。

正直何度も見ていますからあまり感動もないかなと思ったのですが、劇場という環境なのか懐かしさか、はたまた同じ同好の士と観たためか、意外にも心ゆさぶられました。上映前にホールで待っている時もエヴァが目当てとおぼしき人たちがいて、会話を聞いていると当時のことだったり新劇場版しか観たことないといった思い思いのエヴァ話しもされていたのが結構効いたようです。深夜時間帯であることを除けばとっても充実した時間を過ごさせてもらいました。これは今後の【月1エヴァ】も行かねばと決意も新たにしたところです。

月1エヴァ特典の『シト新生』ポスタービジュアルを使用したスマホステッカー

ところでグッズに関してはアクリルスタンドもいいのですが、やっぱり当時モノを再販してほしかったですね。特にポスターはいいデキですし新劇場版だけじゃなく旧劇場版のポスターが再販してくれれば飛ぶように売れると思うのですが公式さんいかがでしょうか。パンフなんかは上記のエヴァ話ししている方でも2、3人ほど言ってましたし、どこかの機会にイベントで復刻してほしいところです。

それにしても久々にブログ書くと時間かかるし、まとまらなくてうまくいかないですね。あまり離れてしまうと更新も完全に止まってしまいそうですから、これからはもうちょっと更新機会むりやりにでも作りたいですね。とりあえず今月下旬にある【月1エヴァ】第2弾である『新世紀エヴァンゲリオン Air/まごころを、君に』は(何事も無ければ)観に行く予定なので、その時にまた様子などをブログに書きたいと思っております。

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この記事を書いた人

大好きなアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』関連のグッズを、25年以上集めております。ブログでは、これまで集めたエヴァグッズを紹介しております。

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