庵野秀明監督のインタビュー記事が掲載された「BRUTUS」2020年9月1日号を買ってきました

引用:『BRUTUS』 表紙 2020年9月1日 マガジンハウス発行より

庵野秀明監督の対談が載っているということで、雑誌「BRUTUS」の2020年9月1日号を買ってきました。

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BRUTUS 2020年9/1号No.922

「BRUTUS(ブルータス) 」はマガジンハウスが発行するライフスタイル情報誌。マガジンハウスといえば「an・an(アンアン)」なんかは自分も名前だけは知っているくらい有名です。

BRUTUSという雑誌は、ライフスタイル情報誌というだけあって掲載されている情報は様々。過去には家具などのインテリアや不動産に関する特集のほか、観葉植物や日本美術に関する特集を組んで話題になったそうです。

近年ではオンラインゲーム「刀剣乱舞ーONLINEー」に関する特集が話題になり増刷したとのこと。歴史ある雑誌だけあって、ヒットした連載や特集がたくさんあるようです。

そして、今回特集されているのは「お金」。ただ貯金するだけではないお金の使い方や、密接にかかわる時間との関係のほか、話題のデジタル通貨や著名人へのお金にまつわるインタビューなど、コロナ禍の不安な時代に誰しも気になるお金に関する記事が色々なアプローチで記事になっております。

引用:『BRUTUS』 表紙 2020年9月1日 マガジンハウス発行より

引用:『BRUTUS』 表紙 2020年9月1日 マガジンハウス発行より

庵野監督との対談

庵野秀明監督のインタビューは全部で4ページ。テーマはもちろんお金に関することで、専門家の泉正人氏との対談が掲載されております。

引用:同上

公式HPには見どころとして、庵野監督の写真も掲載されております。

引用:https://magazineworld.jp/brutus/brutus-editor-922-1/より

インタビューの中では、例えばアニメは複数の企業に出資してもらう制作委員会方式が一般的であるが、エヴァは自社制作100パーセントにしていることや、エヴァだからそれが可能であるといったことといった現在のエヴァ制作について触れております。

庵野秀明監督 インタビュー記事

引用:同書62-63ページより

また、庵野監督は作品作りは投資と考えているとのことで、現在の作品は次の作品の土壌にならなければならず、好きなものを作って終わり、ということではないとも言っていて、この辺りは経営者としての考え方がかなり出ているような気がします。

作品作りは投資であり、次回作の土壌になるという庵野秀明氏

引用:同書62ページより

エヴァについてはそこまで詳しく触れられているわけではありませんが、作品とファンの間に共感や共有ポイントを多くなるようにしているとのこと。

エヴァは共感・共有ポイントをちりばめている

引用:同書63ページより

例えば、あらゆる人間ドラマは三角関係からスタートするとのことで、エヴァでいえば子供の三角関係としてシンジ・アスカ・レイ、大人の三角関係として加持・ミサト・リツコ、その上の世代の三角関係としてゲンドウと冬月とユイがいる。エヴァを見る人にはこのどれかに引っ掛かり興味を惹かれる。その中で記号としてのキャラクターに様々なバリエーション(髪型や顔の輪郭など)を入れて共感ポイントを多くちりばめているそうです。

エヴァの登場人物は多くの世代向けにいろいろなバリエーションをいれている

引用:同書64ページより

このために庵野監督は作品を一人で作らないことを意識しているそうで、スタッフが面白いと思うことを積極的に取り入れてこの共感や共有ポイントをたくさんつくって作品の間口を広げているそうです。当然かもしれませんが、やっぱり色々なことを考えて作品作りをされているんだな、と改めて感じました。この中で庵野監督は“人間が感動するドラマのパターンはだいたい12個くらい”とおっしゃっていますので、機会があればこの辺も語っていただきたいですね。

あと、会社代表という立場でもある庵野監督なので、アニメ制作に関することだけではなく、会社を維持していくためのことも書かれております。制作会社であるカラーは生産ラインをいくつ持つのか、また、生産ラインが止まったときの予備として不動産運用もしていることなどが書かれております。

スタジオカラーはアニメ制作以外に庵野秀明社長が不動産投資をしている

引用:同書65ページより

アニメを作っているだけではない庵野監督の話しが聞けるのは貴重かもしれません。インタビューの後半では不動産についてもけっこう書かれておりますので、かなり不動産投資もしているようです。会社を運営していくためにいろいろなことを堅実にやっているという印象を受けました。

感想

庵野監督のインタビュー記事を目当てに購入したBRUTUSですが、お金に関する記事は思っていた以上にタメになることが多く、考え方を変えるよいキッカケになった気がします。

不動産投資や株取引ももちろんいいですが何も知らないとハードルも高いです。でも、時間の使い方ひとつとっても投資だしお金に代わるものですから、できることから変えていこうと思います。

肝心の庵野監督インタビューですが、アニメなどの作品論もよかったですが、上でも書いた不動産投資などのお金の使い方は他のインタビューではあまり読む機会がありませんから(というか初めて読みました)、かなり読み応えありました。

クリエイターとして庵野監督のインタビューはたくさんありますが、会社の代表としての経営論なんかのインタビューもこれからはどんどん出してもらいたいですね。