エヴァンゲリオンのTV放送20周年・および劇中年となる記念すべき2015年に、エヴァのTVシリーズと旧劇場版作品の上映会が、東京・新宿の映画館で行われました。二夜連続となるこのオールナイト上映会に参加してきましたので、ここで紹介したいと思います。
この記事では第一夜となる8月28日のオールナイト上映会の様子についてレポートしております。
新宿で開催されたBlu-ray BOX発売記念オールナイト上映会
東京都新宿区にあるTOHOシネマズ新宿にて、2015年8月26日に発売となった 『新世紀エヴァンゲリオン』 Blu-ray BOX発売記念イベントとして、8月28日・29日の二日間にわたってTV全話と旧劇場作品二作を劇場上映するオールナイト上映会が開催されました。
ここでは初日の8月28日【第壱夜】の様子について、簡単に書きたいと思います。翌日の【第弐夜】の様子は、以下の記事を参考にしてください。
TOHOシネマズ新宿で開催された『新世紀エヴァンゲリオン』オールナイト上映会【第弐夜】に行ってきました
<イベント概要>
- 西暦2015年 夏 『新世紀エヴァンゲリオン』 Blu-ray BOX発売記念上映会
- 日時:西暦2015年8月28日(金)
- 場所:TOHOシネマズ新宿 スクリーン9 座席数499
- 21:30上映開始(翌日5:00時 終了)
第壱夜の上映内容
初日となる28日【第壱夜】の上映内容では、 TVシリーズの第壱話~第拾参話と『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』が上映されました。
上映形態は以下のとおりです。
- 『新世紀エヴァンゲリオン』:HDリマスター映像のBlu-ray上映
- 『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』:プリントフィルムからのHDテレシネ映像をBlu-ray上映
そしてこちらが上映スケジュール。長丁場だけあって、6話に一回の休憩が入っております。
この内、見所はやはり初公開以来18年ぶりの劇場上映となる『シト新生』の上映でしょう。「魂のルフラン」が劇場で流れるのは、往年のファンにとっては感動物でした。
ちなみにこちらが1997年当時の『シト新生』の前売り券。懐かしいですね。
当日の様子
私が新宿に行ったのは、昨年2014年12月30日の「新宿ミラノ座より愛を込めて ~LAST SHOW~」でエヴァを観に行って以来となります。当日の様子は以下の記事を参考にしてください。
28日当日の状況ですが、私が劇場に着いたのは21時ごろ。チケットカウンターや売店などには多くのお客さんがいました。
こちらは上映予定の電光掲示板。エヴァンゲリオンの名前は一番上にあります。どうやら28日分のチケットは完売しなかったようです。
その後まもなく入場が始まり、チケットを入り口で見せてエスカレーターに乗って会場であるスクリーン9に向かいました。会場に着くと、再度チケットのチェックと入場者特典であるポストカードの配布がありました。
こちらはスクリーン9入り口脇にあった上映作品名と座席表。写真を撮っている方が多かったです。
こちらは上映されたスクリーン9の中。写真がヘタクソで申し訳ありませんが、スクリーンサイズは8.0×19.2m・座席数は499と、TOHOシネマズ新宿の中では最大の会場です。
座席は全席指定なので迷うことはありません。来場者はだいたい7割ほどといったところでしょうか。直前に見たチケット販売状況よりも空席があるように見えましたので、買ったは良いけど見に来ていない方がいらっしゃったのではないかと思います。
そして予定より少し遅れて21時45分ごろ上映がスタート。Blu-ray の上映だったので、一般的な劇場作品前にある宣伝や注意事項の上映はもちろんありませんでした。
上映された内容について
上映についてですが、最初に上映されたTV版第1話~13話ではTV各話のOP・EDはカットなしで毎回流れました。休憩は6話ごと。ただし12話と、この日最後のTV上映だった13話の間に休憩が入ったあとに、さらに13話終了後にも休憩が入り、最後の『シト新生』の上映となりました。
画質については、TVシリーズはかなりキレイにみえました。劇場の大きなスクリーンに映し出しても見苦しくなく、パッと見は20年前の作品とはわからないほどに感じました。
音声も映画館の大音量で聞いても苦しくなく、ネルフ本部のシーンでは画面に写っているキャラ以外の音声もかなり入っていることがよくわかり、臨場感が相当増していました。効果音も本当に細かいところまで入っているのがわかりましたし、この辺りはさすが映画館だと感じました。
そして期待していた『シト新生』ですが、こちらの画質はTVほどはキレイに感じず。見づらいほどではなかったのですが粗っぽさを感じました。少なくともTV映像と比べるとざらついた印象を受けました。ただ18年前の映像といわれればこんな感じになるだろうなというレベルであり、特別汚いとは思いませんでした。
そしてかなり残念だったがキャラクターの音声。『シト新生』【DEATH】編の中の、たとえばミサトがシンジと初めて食卓を囲むシーン(TV第2話)。ミサトやシンジの会話に、さらにミサト自身のモノローグがかぶさるのですが、このモノローグの音量が小さすぎてほとんど聞き取れませんでした。
同様のシーンは【DEATH】編には結構あるのですが、すべて同じようにモノローグの音声がごにょごにょしてほとんど聞き取れませんでした。これは劇場のスピーカー位置や座った座席(中央やや上の方の座席でした)にもよると思うので一概には言えないと思うのですが、とにかく聞き苦しくてこの部分だけは非常に勿体なかったです。
それ以外は満足で、特にアスカが無双する『REBIRTH』編ラストシーンからエヴァ量産機が降りてきて「魂のルフラン」が流れる一連のシーンは鳥肌モノでした。これだけのために来たといっても過言ではなかったので、十分堪能できました。
【第壱夜】の入場者特典について
今回のオールナイト上映会では入場者特典として28日・29日両日ともに、ポストカードが配布されることが発表されておりました。
このうち28日は『シト新生』が公開されるということもあり、『シト新生』のポスター第3弾のイラストを使用したポストカードが配布されました。
下部には「Blu-ray BOX発売記念上映会 第壱夜」の文字がしっかり入っております。
ただ貰っておいて文句を言うのもアレですが、正直このデザインよりも貞本義行氏のものか、長谷川眞也氏のイラストのほうが良かったと個人的に思っています。
ちなみに劇場ポスターのイラストを使用したポストカードにはこんなデザインのものも過去にはありました。
感想
以上、簡単ですが「西暦2015年 夏 『新世紀エヴァンゲリオン』 Blu-ray BOX発売記念上映会 第壱夜」の感想でした。
私は映画のオールナイト上映は初めての体験だったのですが、さすがに時間が長く感じてしまい途中何度か寝てしまいました。エヴァを観ていて寝たのはこれが初めてだったと思います。不覚。
それはともかく、初日の目的はほぼ『シト新生』を劇場で観ることだったのですが、上記のように音声が残念なところがありましたがその他の点は非常に満足で、やっぱり劇場に足を運んで良かったと思いました。
TV本編は最初から改めて見直してみると、13話まではシリアスも当然ありますがギャグやラブコメ要素もかなり多く感じ、これだけでも十分面白く感じました。もし現代でここを1クール分放送したとしても、結構人気が出るんじゃないでしょうか(それでも“社会現象と呼ばれるほどにはならないと思いますが”)。
その分、TV13話からいきなり『シト新生』に入った時の落差が激しく、登場キャラを同じにしたまったく別のアニメを観ているような雰囲気でした。内容は知っていても、観る順番が違うとこうも受ける印象が変わるとは思ってもみなかったので、かなり新鮮な気分でした。今度ヒマな時に家でもやってみようかと思います。
そんなわけで第壱夜の感想でしたが、ちょっとでもイベントの雰囲気の参考にしてくだされば幸いです。
二日目の【第弐夜】についても紹介しておりますので、ぜひ御覧ください。
https://evacollector.com/event-tohocinemas-shinjuku-bluray-all-night-2/
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