4D版『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の上映が本日よりスタート。というわけで、さっそく劇場へ観に行ってきました。
4D版エヴァンゲリオン第2弾
2020年12月11日より全国の82館の劇場にて、4D版『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』の公開がスタートしました。
これは2021年1月23日の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』の公開記念として行われるもので、先週は『序』の4D版が上映されました。新劇場版3作品の上映スケジュールは以下の通りです。
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序 4D版』:2020年12月4日(金)〜
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 4D版』:2020年12月11日(金)〜
- 『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q 4D版』:2020年12月18日(金)〜
Youtubeには4D版予告映像も公開されております。
すでに何度も観ている『新劇場版』シリーズですが、先週の『序』に引き続き『破』を観に行ってきましたので簡単に感想などを書いておきます。
当日の様子
観に行った日は例によって仕事のため、遅い時間に劇場に到着しました。人はまばら、かと思いきや結構いました。
今回は上映開始時間の10分前に映画館に到着だったので焦りましたが新作予告地獄を観ずにすむかも・・・と思っていたら、まだ入場開始すらしていません。結局、上映開始時間ギリギリで入場開始となり、やっぱり新作予告地獄を見る羽目になってしまいました。興味が無い作品の予告を爆音で、しかもどの作品も似たような予告(“みんなで一緒に”とか“夢と希望”とか“諦めない”とか)なので、目を瞑っているとどれも同じ作品のことかと思ってしまうほどです。この路線、もうちょっとどうにかならないのでしょうか。
入場者としては30~40人ほど。男女比は8:2といったところでしょうか。思ったより若い人がいたような気がします。さすがにエヴァを見慣れているっぽい人ばかりの印象でした。
4Dの動作について
さて、4D版の『破』を体験するのは初めてでしたが、結論から言うとかなり良かったと思います。
前作『序』の4D版ではどのシーンでも何らかの動作(シートが動く、水や煙の噴射、風が吹くなど)があって常に落ち着かないという感じでしたので、観賞後はけっこう疲れてしまいました。
しかし、『破』では静かなシーンでは何も動作が起きずに画面に集中することができ、使徒との戦闘シーンなどはシートや照明などがド派手な動作をするなど演出にメリハリがありました。『破』本編は静と動が交互にあるような作品ですので、それに非常にマッチしたプログラムだったのではと思います。
感想
新劇場版シリーズの中でも評価が高い『破』ですが、その4D版は上記のように作品にあった動作をかなりしていると思いますので、『破』を見慣れている人でも新しい体験ができるのではと思います。
特に第8の使徒との戦闘ではダイナミックな画面の描写にあわせてシートが動きまくり、さらにATフィールド展開から殲滅までは照明の明滅や強風など、映画というよりアトラクションという言葉がぴったりなくらい派手な動きをします。迫力のある画面に臨場感が加わり、これこそ4D版でしか味わえない凄まじい体験でした。
逆に第10の使徒とエヴァ2号機との戦闘では、2号機がバレットライフルを撃つのに合わせて座席の側面から空気が出るのですが、画面の音響よりも“プシュ、プシュ”という空気の音のほうが大きくて非常に間抜けな印象を受けました。連射しているのに、単発で“プシュ、プシュ”いうのもおかしいですし、もうちょっと考えてもらいたかったです。
とはいえ、全体としては非常に満足度が高かったです。『序』は一度体験すればもういいかなと思ったりしたのですが、『破』はもう一度体験してみたいと思わせる作品でした。作品としての完成度も非常に高いので、ぜひとも4D版『破』を体験してみてください。オススメです。
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