20年ぶりに開催された【エヴァンゲリオン交響楽】のコンサートに行ってきましたので、カンタンにレポートしたいと思います。
前回開催されたのと同じ場所でのコンサートでしたが、今回は『シン・ゴジラ』の楽曲も演奏されるため、【シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽】というイベント名になっております。
【シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽】について
【シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽】とは、2016年4月よりスタートしたコラボ【ゴジラ対エヴァンゲリオン】の新企画として、2017年3月22日・23日の二日間に東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで開催された交響楽コンサートのこと。
コンサートでは、映画『シン・ゴジラ』と『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の楽曲が東京フィルハーモニー交響楽団と新国立劇場合唱団によるフルオーケストラで演奏されました。
また、司会はエヴァの綾波レイ役である林原めぐみさん、『シン・ゴジラ』からは泉修一役を演じた俳優の松尾諭さんが担当されました。
なお、『エヴァンゲリオン』の楽曲がフルオーケストラで演奏されるのは、1997年7月に開催された【エヴァンゲリオン交響楽】以来、20年ぶりとなります。その時のチケットはこちら。
会場は今回と同じオーチャードホールでしたが、この時の演奏は新日本フィルハーモニー交響楽団でした。
会場の様子
私が参加したのは、初回講演となった3月22日昼公演(13時~)でした。
会場に到着したのがだいたい12時10分ぐらいだったのですが、すでに多くの人が入場しておりました。
ざっと見た限りでは、20代~60代くらいまでの幅広い年齢層の方々が来ていた様子でしたが、割合的には若い方のほうが多かった印象です。
エヴァはもちろん、ゴジラのファンの方もいらっしゃったと思われますが、今回の演奏が有名な東京フィルハーモニー交響楽団でしたから、そちらが目当てのクラシックファンも多かったのではと思います。
オーチャードホール手前には、【シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽】のポスターが掲示してありました。イラストはパンフレットの表紙と同じもの。
ちなみにこちらが前回(1997年7月)開催時の【エヴァンゲリオン交響楽】のポスター。白地に黒文字のみというシンプルなデザインでした。
さて、会場到着後、入り口をまっすぐ進むとすでにグッズ売り場には列が形成されておりました。
こちらは1階のグッズ売り場の様子。2階への階段脇に売り場があり、列は2階に伸びておりました。
こちらの売り場では今回の講演のパンフレットと、1997年に発売された「エヴァンゲリオン交響楽CD」の再販版(前回講演のパンフレット縮小版付き)が販売されておりました。
パンフレット目当てだったので列を見た時は躊躇したのですが、列の後ろのほうを見るとそれほど並んではおらず(だいたい20~30人ほど)、販売しているのもパンフと復刻CDのみだったためか、並んでみると結構スムーズに列は動いておりました。
こちらが購入したパンフレット。エヴァ初号機とゴジラのカッコイイイラストが表紙となっております。
また、2階にもグッズ売り場はあり、こちらはパンフレット以外のグッズ(タペストリーやCD、トートバッグなど)が販売されておりました。
こちらもすでに列が形成されており、3階への階段に並ぶような形でした。
ただ、こちらの列人数はパンフレットのほうよりも少なく、10人ほどでした。
が、こちらは販売しているグッズの種類が多かったのと注文書(事前に欲しいグッズにチェックを入れるシート)の配布が中途半端だったためか、並んでいる人数のわりには列の進みが遅かったです。
ここでは高橋洋子さんの最新シングル「Welcome to the stage!」やトートバッグなどを購入。
高橋洋子さんはこの日、特別ゲストとして登場予定でしたから、会場でぜひCDを買っておきたかったので無事購入できてホッとしました。
他に、2階にはレイやアスカなどの松原秀典氏の描き下ろしイラストを使用したパネルが置いてありました。
描き下ろしイラストを使っているとあって、こちらのパネルの写真を撮っているかたはたくさんいらっしゃいましたね。
コンサートの様子
目当てのグッズ購入が終わった頃になると13時の開演時刻となったので、荷物をクロークに預け、会場となるホール内に入りました。
当日のタイムテーブルはこんな感じで、休憩をはさんで第一部と第二部がありました。
ホール内は撮影禁止でしたので、残念ながらここからは写真はありません。
ホールに入ると、席はだいたい埋まっているように見えましたが、何しろ広い会場でしたので空席もそれなりにあったのではと思います。
コンサートでは、ステージに演奏者の方の他に中央に大きなスクリーンがあり、楽曲の演奏にあわせてスクリーンにも映像が映し出されるという形でした。
最初はシン・ゴジラの楽曲からスタート。ゴジラが侵攻してくる様子がスクリーンに映し出されながらフルオーケストラで奏でられる楽曲を聴くというのは非常に贅沢なものでした。
その後はすぐにエヴァの楽曲が演奏されたのですが、ゴジラとエヴァの楽曲は交互に演奏されるのではなかったので、次がどちらの楽曲なのかを予想するのも楽しみの一つでした。
日本最古オーケストラといわれる東京フィルハーモニー交響楽団の演奏はとにかく圧倒的で、またコンサートならではの音に包まれる感覚はまさに極上でした。
座席の位置にもよるでしょうが私が座った席は前のほうだったので、演奏者の手の動きも見ることができ、耳以外に目で演奏を楽しむことができたのも良かったです。
演奏はもちろん素晴らしいものだったのですが、特に印象に残ったのがゲストとして登場した高橋洋子さんの歌とエリック宮城さんのトランペットでした。
高橋洋子さんの歌は今回初めて間近で聴いたのですが、本当にキレイな歌声で、高い声なのに耳にキンキン響くような不快な音ではなく、逆にリラックスできるような心地良い歌声でした。たぶん、一生忘れない歌声だと思います。本当に感動しました。
そして、エリック宮城さんは『新劇場版』に参加されているとのことなのですが、『ナディア』や旧エヴァにも参加されているトランペッターとのことで、作曲の鷺巣氏とは昔から親交がある方だそうです。
この方のトランペットは今回のコンサートではソロで何度か演奏されたのですが、広いホール内に響き渡るトランペットの音に圧倒されました。
コンサートの終盤ではオーケストラやドラムなどが総出で演奏されるのですが、その中にあってもエリック宮城さんのトランペットの音は負けずに響くので驚きました。
Wikiで見るとドラマ以外にもゲームやアニメの楽曲で数多く参加されているそうなので、今度からチェックしてみようと思います。
演奏の合間には、司会の林原めぐみさんと松尾諭さんが登場。林原めぐみさんは、エヴァ初号機を思わせるドレスを着ていたので思わずニヤリとしてしまいました。
松尾諭さんは生で見るのは今回が初だったのですが、ドラマなどで見るよりも体格の大きな方に見えました。
時おり冗談を交えながら進むトーク(松尾さんに林原さんがツッコんでいくような感じ)は、重厚で迫力のあるオーケストラの演奏の合間に聞くのに丁度良いくらいの心地良さがあり、そのおかげで長い講演時間でも演奏に集中することができました。
そして、コンサートの終わりには林原めぐみさんや松尾諭さんも含め演奏者がステージに上がり花束が渡されたのですが、最後の最後にビッグゲストが登場。会場内では歓声が上がっておりました。
この後の夜講演や明日の二日目にも登場されるのか不明ですが、誰だかわかると面白くないと思いますのでここでは伏せておきたいと思います。
というわけで、だいたい時間通りにコンサートは終了。あっという間でしたが、非常に中身の濃い充実したコンサートでした。
エヴァ関連でいえば20年ぶりのオーケストラによる演奏だったのですが、20年に一回ではとても勿体ないです。数年に一回でもいいので、もっと開催してもらいたいですね。
最後はエヴァストアへ
最後に、池袋のエヴァストアに行ってきました。入り口には交響楽のポスター。
お目当ては、松原秀典氏の描き下ろしイラストを使用したクリアファイル。
コンサート会場では販売されていないので、これを目当てにされる方は注意が必要です。渋谷のアニメイトでも取り扱いがあるとのことですので、そちらの方が会場からは近いと思います。
https://evacollector.com/eva-no1035-1039-eva-shin-godzilla-symphony-clearfile5/
【シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽】のグッズ紹介
最後に今回購入した交響楽関連のグッズを、改めて簡単に紹介したいと思います。なお、一部グッズはすでにエヴァストア通販などで購入できますので一緒に紹介したいと思います。
まず最初は、上でも紹介しておりますコンサート記念のパンフレット。
中には、今回のコンサートでの演奏者の紹介や、鷺巣詩朗氏の対談などが書かれています。
続いて、1997年に発売されたエヴァンゲリオン交響楽CDの再販版。1997年当時の復刻版縮刷パンフレットが付いております。
こちらはトートバッグセット。交響楽のカッコ良いロゴマークが入ったトートバッグとシール、ハンカチのセット販売です。
高橋洋子さんの最新CD「Welcome to the stage!」。ジャケットは安野モヨコさんによるもの。
最後は、松原秀典氏の描き下ろしイラストを使ったクリアファイル5枚。
セット販売ではありませんので、好きなキャラのみ購入することもできます。
どれも良いイラストなのですが、特に気に入っているのはマリです。衣装がお嬢様っぽくて好きです。
ただ、せっかくの良いイラストなので、できれば5人一緒のイラストを使ったクリアファイルも販売して欲しかったところです。
以上、【シン・ゴジラ対エヴァンゲリオン交響楽】コンサートの感想でした。
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