外国人観光客向けに配布された「箱根補完マップ」。
グッズ概要
日本政府が外国に日本の観光地の一つ、箱根をPRするために2010年1月に作ったパンフレット。元になった「箱根補完マップ」は2009年6月から一般向けに配布されており、そこから表紙や細部を変更し、英語表記にしたのがこちらの英語バージョンです。
元になった箱根補完マップはこちら。
https://evacollector.com/eva-no124-hakone-hokan-2009/
こちらの英語バージョンは日本政府観光局が製作を担当しておりますが、観光局がアニメのキャラクターを使用してこうした広報物を製作したのは初めてとの事で、海外でも認知度の高い日本のアニメと観光地である箱根のPRを同時にできるため、エヴァンゲリオンが選ばれたようです。
なお、「箱根補完マップ」は他にも様々なバリエーションがありますので、以下の記事でまとめて紹介しております。
https://evacollector.com/matome-hakone-hokan/
デザイン・中身
表紙は芦ノ湖と富士山を背景にした、この企画向けに描き下ろされた松原秀典氏による綾波レイのイラスト。
裏面、表は青が基調ですが、裏は日本語の箱根補完マップと同じ赤色。
左下記載文は日本語版とはちょっと異なり、日本政府観光局とあります。
中身は基本的に元になっている日本語版の「箱根補完マップ」と同じですが、そこに外国人向けに箱根町を紹介する写真や文章を入れて作られています。
箱根の地図、内容は日本語版と同じ。
エヴァ劇中のシーンと箱根町の名所紹介。
左ページには外国人に日本をPRするためか、日本語版にはない箱根の風景紹介の写真があります。
外国人がイメージする日本に近い風景が載っております。
配布場所について
この英語版「箱根補完マップ」は、海外で行われるアニメ展示会や箱根観光案内所で配布されているようです(配布対象者は外国人のみ)。
さらに2012年9月には、この英語版「箱根補完マップ」が地図アプリとして発売されました。こちらは日本のアップルストアなどで購入でき、GPS機能などを使用して箱根町の様々な情報を確認することができます。
感想
観光地として外国からも注目される箱根町。その紹介パンフレットにエヴァが選ばれたとこはファンとしては喜ばしいですね。
内容も単純な日本語版の英語訳ではなく、写真やレイアウトに外国人 向けの要素が入っており丁寧に作られている印象です。
参考HP
- 「英語版・エヴァンゲリオン箱根補完マップ」及び 「クールジャパン・ポスター:箱根」を制作(日本政府観光局(JNTO))
- HAKONE Instrumentality MAP 〜箱根補完マップ(英語版)地図アプリ〜 発売のお知らせ(JTBコミュニケーションズ)
- 英語版「ジャパン・アニメ・マップ」で日本の魅力を新たに発信(日本政府観光局(JNTO))