エヴァンゲリオンのあらゆる情報を網羅した「エヴァンゲリオン・クロニクル」の20周年記念版の刊行がスタート。ところがわずか1か月ほどで休刊という思わぬ展開となりましたので、急遽紹介したいと思います。
2月24日から刊行がスタートしたばかり
デアゴスティーニから20周年記念版として、2015年2月24日より刊行がスタートしたばかりの『エヴァンゲリオン・クロニクル』。
2006・2010年に続いて3回目の刊行となる今回の『エヴァンゲリオン・クロニクル』シリーズでは、過去最長となる全60号を予定しておりました。
https://evacollector.com/nwes-150226-deagostini-eva20/
私は旧版・新訂版ともコンプしていたので最初はスルーする予定だったのですが、エヴァンゲリオンにとっての記念すべき年ということで結局買っておりました。
そのうち新訂版との違いを記事にしようと思っていたのですが、本日、発売された第5号を見て驚きました。なんと、この第5号をもって休刊するお知らせが・・・
こちらは同封されていた「休刊のお詫び」。“諸般の事情により”休刊することが書かれています。
過去2回のエヴァンゲリオン・クロニクルの発売時にはこんなことが無かったので、非常にビックリしました。理由はまだわかりませんし、公式HPにも特に告知はありません(公式HPにて「休刊のお知らせ」がありました)。
定期購読を申し込もうとすると、申し込み受付が終了した旨が書かれています。
今後、公式HPでも何かしらの告知はあると思いますので、休刊の理由がわかればここでも紹介したいと思います。
※追記:公式HPに「休刊のお知らせ」が掲載されました。
ちなみに創刊号には今後の刊行予定がありますが、第5号までしか載っておりません。
ただ、これは単純に告知スペースの問題だけでしょうから(新訂版の創刊号にも刊行予定は第5号までしかありませんでした)、今回の休刊は予定外だと思われます。いずれにせよ、全60号を予定していた「エヴァンゲリオン・クロニクル」20周年記念版は、リリースからわずか1ヶ月で休刊となってしまいました。
ちなみにこちらの20周年記念版ですが全国の書店で販売されていたわけではなく、公式HPの定期購読および一部地域限定での先行販売でした。全国で発売される前に休刊が決まってしまいましたので、いま持っている方はとてもレアだと思います。
新訂版と20周年記念版の違い
せっかくですので、新訂版と20周年記念版の比較を簡単に紹介したいと思います。左が新訂版、右が20周年記念版の第2号です。
同じ号でも表紙やキャラ紹介など、掲載される順序がシャッフルされていて、一見するとかなり違うように見えます。
しかし、キャラやストーリー紹介、用語集などについては、新訂版の使い回しとなっていて新鮮味に欠けます。例として綾波レイについての紹介部分ですが、左が新訂版第2号・右が20周年記念版創刊号です。
まったく同じレイアウト・文章を使っており、新訂版に記載のある内容に関しては20周年記念版でも重複しています。正直、新訂版を持っていれば20周年記念版は購入する価値がほとんどないのではないかと思います。
それでも20周年記念版にしかない新しい要素として、公式では以下のものを挙げておりました。
- 絵コンテシート
- 設定資料シート
- ギャラリーシート
- ストーリーファイル
このうち個人的に楽しみにしていたのはエヴァのポスターや宣伝チラシが登場するギャラリーシートで、存在は知っていても見たことがないようなグッズが登場するのではと期待しておりました。実際5号まではメジャーなものばかりでしたが、もし刊行が続けば一番楽しみにしていた部分です。
地味に気になること
これから販売予定だったであろう特製バインダーや、全号購入特典のマグネットコレクションはどうなってしまうのか、ちょっと気になります。別売として販売される可能性は多少はあると思います。
(引用:「エヴァンゲリオン・クロニクル」 公式HPより)
2015年に入りエヴァに関する20周年記念企画が多く発表されておりますが、まさか途中で終わる企画が出てくるとは思ってもみませんでした。今回の休刊の理由は不明のままですが、刊行前に色々準備しているでしょうから製作に重大な問題が出るとは考えにくいですし、単純に売り上げ不振だったぐらいしか思い当たるものがありません。
内容にはハッキリ言って不満はありますが、それでもエヴァンゲリオンにとって2015年は特別だと思って定期購読を申し込みましたから休刊はとても残念です。