ハイレゾ対応のウォークマン・F880シリーズのヱヴァンゲリヲン特別コラボモデルの紹介。
グッズ概要
ソニーのハイレゾ対応ウォークマン「WMD-DT1」をエヴァ仕様にした「ウォークマンFシリーズ ヱヴァンゲリヲンモデル」。価格は3つのサントラプリインストール版が51,000円でした。
エヴァの主人公・シンジが本編内でたびたび聴いているDATと呼ばれるウォークマンがありましたが、そのモデルと呼ばれているソニーの「WMD-DT1」が一部96kHzのハイサンプリング録音(現在のハイレゾの先駆け)にも対応していたという事で、現在流行りのハイレゾ対応ウォークマンとコラボさせた商品とのこと(参考:ITmedia LifeStyle「写真で見る「ウォークマンFシリーズ ヱヴァンゲリヲンモデル」のサービスっぷり」)。
商品的にはソニーウォークマンの現行モデル「NW-F887」をベースにしたモノ。本体背面の刻印の違いから、「NERV官給品仕様」と「SDAT仕様」の2種類が発売されました。
さすがに2種類は買えないので、私はエヴァ本編の中でシンジがたびたび聴いているモデル「SDAT仕様」を選択しました。
外箱
本家F880シリーズの箱は白黒のちょっと味気ないものでしたが、こちらはブルーのラインが入っており、本体写真もカラーになっています。
ウォークマンのロゴは雰囲気に合わせた古いタイプのモノを使用。
箱の裏側には、エヴァグッズの証しであるシールが貼ってあります。
本体のデザイン
こちらが本体。F880シリーズなのでかなり小さいです。
こちらは背面。
通常のウォークマンとの比較
本体は通常のモデルと違いはありません。私が持っているのはF886ですが、それと比べても外見的にまったく一緒です。
左がF886・右が今回のエヴァモデルです。
当然、厚みも同じ。
ヱヴァモデルの特徴
ここでは通常版にはない、エヴァモデルの特徴を紹介。
本体背面には、シンジが劇中に使っているのと同じ「SDAT」の刻印があります。
またウォークマンを聴く描き下ろしのシンジイラストが収録されており、壁紙にも設定できます。
これを設定していない初期状態では、普通のウォークマンと同じ壁紙になっています。
そして今回購入の一番の動機だったのですが、2014年5月時点で未発売のハイレゾ仕様となる新劇場版サントラがプリインストールされております(私は3枚プリインストールを選びましたが1枚だけも選択可)。
ウォークマンを起動すると、ちゃんと3枚のサントラのジャケットが表示されます。
こちらは再生させているところ。ハイレゾを示す「HR」マークも表示されています。
ハイレゾ音源を聴いた感想ですが、音の広がりや力強さ・解像度が一気に上がった印象です。迫力は増したのに、聴き疲れしないところもスゴイです。「序」の「EM10B_Full_#070807」や、「破」の「The Final Decision We All Must Take」などの名曲が、さらに素晴らしく仕上がっています。
その他付属品
イヤホンや充電ケーブル以外に、プリインストール品についての注意書きの用紙があります。 そこにはプリインストールされたサントラなどのデータは一度削除すると戻すことができず、メーカー保証も対応しない事が書かれています。
また壁紙設定方法が書かれた紙も入っています。
データのバックアップ
プリインストールされている「新劇場版」シリーズのハイレゾサントラですが、誤って消してしまった時のためにバックアップを取ることもできます。
やり方は単純で、パソコンとウォークマンをUSBで繋ぐだけ。Musicフォルダを見るとサントラが収録されているフォルダを確認できます。
このフォルダをそのままコピーするだけで、バックアップ完了です。
サントラのハイレゾデータについて
収録曲は宇多田ヒカルの主題歌も含めて、すべてハイレゾ化されております。データ容量は以下の通りです。
- 序 1.22GB(33曲)
- 破 1.38GB(36曲)
- Q 1.48GB(36曲)
今回のプリインストール版には、一部CD版サントラには収録されていない曲(「破」の「E16_asakawa」や「Q」の「1155_warsaw」など)があります。
気になった点
上でも書きましたがCD版サントラから削られた曲の中で、やはり「Q」の「The Wrath of God, In All Its Fury」が収録されていないのが非常に残念でした。 「Q」の予告や終盤の2号機とMark.9戦で流れた非常に印象に残る曲だったのですが、なぜ収録されなかったのか不思議です。 (すいません、29. 3EM27_Beethoven9_Orch+Choの後ろに、「The Wrath of God, In All Its Fury」が連続して収録されていました。CD版では別トラックだったので気が付きませんでした)。
「Q」でシンジがカヲルとピアノの連弾を練習する曲(「3EM15_pre」)が収録されてますが、これをわざわざハイレゾで収録する意味があったのか疑問です(収録曲がサントラと同じならわかりますが、今回はちょっと変えてますし)。
それと収録されているサントラデータですが、タグを見てみるとこんな感じになっています。
ファイル名が全角となっていたり、西暦やジャンルが入っていません。特にパソコンやネットワークオーディオで音楽を聴く方は、タグ修正が必須です。
またジャケットは設定されていますが640×640の、余り解像度の高くない画像が使われております。 TV版エヴァのハイレゾサントラを配信している「e-onkyo musice」でアルバムを購入すると、2500×2466のサイズのジャケットが付いてくるのでこの辺りはちょっと残念でした(iPadなど高解像度のタブレットをネットワークオーディオのコントローラに設定していると解像度の低い画像は粗さが目立ってしまうため)。
それとこのウォークマンには壁紙が二枚入っており、一枚はシンジの描き下ろしイラスト(上記で壁紙に設定したイラスト)で、もう一枚は「SDAT」モデルか「NERV官給品」モデルかで異なるモノが入っている仕様になっております。 しかし私が選択した「SDAT」モデルには、なぜか「NERV官給品」モデルの壁紙が入っています。
これについては先ほどソニーからメールにて『本来とは逆の壁紙が入っている可能性がある』という旨の連絡がありました。
「ウォークマン F880シリーズ ヱヴァンゲリヲンモデル」におきまして、
本来の組み合わせと異なり、SDAT柄の刻印を選択された方にNERV官給品
デザインの壁紙が、NERV官給品柄の刻印を選択された方にSDATデザイン
の壁紙が誤ってインストールされた可能性があることが判明いたしました。 引用:ソニーストアメール
対応としては近日中に正しい壁紙がダウンロードできるページを用意するとのこと。一先ず安心しました。
感想
とりあえず未発売のハイレゾサントラが入っていたのが非常に良かったです。私はコレクションとして購入していますので実際にこの本体を使うことはありませんし、サントラのために購入した感じです。
ただハイレゾを実際にウォークマンに入れて聴く方には、正直64GBでも容量は厳しいと思います。ハイレゾ対応品を買う時にはできる限り最大容量のものを選びましょう。そのほうが長く楽しめます。
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