“エヴァの聖地”での最後の上映 新宿ミラノ座で『Air/まごころを、君に』を観てきました

公開日:2014年12月30日│更新日:2015年06月06日│[イベント]

エヴァ本編にも登場した日本有数の巨大映画館【新宿ミラノ1】。 当日は満席・立ち見の盛況ぶりでした。

新宿ミラノ座で展示されたシト新生とAir/まごころを、君にのポスター

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58年の歴史に幕を閉じる「新宿ミラノ座より愛を込めて ~LAST SHOW~」

「新宿ミラノ」は東京都新宿区歌舞伎町にある、東急レクリエーションが運営する映画館です。
その歴史は古く、開館はなんと1,956年12月1日とのこと。さらに新宿ミラノ1の座席数1064席は今でも日本最大級であり、名実ともに日本を代表する映画館でした。

開館以来58年間、数々のヒット作を上映し続けてきた本館ですが、昨今のシネコン(一つの建物に5つ以上スクリーンを持つ、小規模スクリーンの複合施設)の相次ぐ出店による動員数の減少や、ビル全体の老朽化などの問題で今年の12月31日に閉館することが決定しました。

閉館に伴い新宿ミラノでは「新宿ミラノ座より愛を込めて ~LAST SHOW~」を12月20日~31日まで開催することになりました。

新宿ミラノ座より愛をこめて~LAST SHOW~のポスター
(引用: DISCOVERY KABUKICHO)

これは同映画館で公開され大ヒットを記録した作品を特別に再上映するというもの。この期間中は館名も現在の「新宿ミラノ」から、かつての「ミラノ座」になりました。

全席自由席ですが、料金については一作品500円という格安で鑑賞(ただし基本的にチケットは当日券のみ)することができました。

また「~LAST SHOW~」の記念鑑賞券も発売。
こちらは1枚3,000円ですが、上映されるすべての作品が鑑賞できました。

新宿ミラノ座より愛をこめて~LAST SHOW~のプレミアムチケット 1枚3,000円

二つ折りの厚紙にチケットが入っており、チケット自体も堅めの紙でできていて高級感があります。

上映作品は全24作品。アニメはその内3作品

今回の「新宿ミラノ座より愛を込めて ~LAST SHOW~」では、以下の24作品が上映されました。

  • 『荒野の七人』
  • 『アラビアのロレンス 完全版』
  • 『エクソシスト ディレクターズ・カット版』
  • 『タワーリング・インフェルノ』
  • 『銀河鉄道999』
  • 『さよなら銀河鉄道999 ~アンドロメダ終着駅~』
  • 『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』
  • 『セーラー服と機関銃』
  • 『E.T. 20周年記念特別版』
  • 『戦場のメリークリスマス』
  • 『時をかける少女』
  • 『探偵物語』
  • 『男たちの挽歌』
  • 『仕立て屋の恋』
  • 『青いパパイヤの香り』
  • 『スワロウテイ ル』
  • 『エグゼクティブ・デシジョン』
  • 『マトリックス』
  • 『ハンニバル』
  • 『インファナル・アフェア』
  • 『インファナル・アフェア 無間序曲』
  • 『ポーラー・エクスプレス』
  • 『インファナル・アフェアIII 終極無間』
  • 『ディパーテッド』

こちらは上映プログラム。同じ作品でも2~3回上映されたものもありました。

新宿ミラノ座より愛をこめて~LAST SHOW~で上映された全24作品の上映プログラム
(引用: 東急レクリエーション公式HPより)

この内、アニメ作品は『銀河鉄道999』・『さよなら銀河鉄道999』・『新世紀エヴァンゲリオン劇場版』の3作品だけでした。

エヴァは21日と25日、及び30日の3回にわたり上映されましたが、私が観に行ったのは30日で、エヴァがミラノ座で上映される最後の回でした。

“エヴァ”の聖地

「ミラノ座」はしばしば「エヴァンゲリオンの聖地」と呼ばれることがあり、実際、本日の作品上映前に行われた映画館支配人による挨拶でも、聖地という言葉が使われておりました。

これは『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』の劇中終盤にある実写パートで、同映画館で撮影された映像が使われているためです。

『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』本編より、新宿ミラノ座が写る実写パート
(引用:『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』本編シーンより)

エヴァの聖地といえば箱根ですが、当時この映画館でエヴァを観た方などには、こちらのほうが思い入れが大きいのではないでしょうか。

当日の新宿ミラノ座の様子

私が行った時は15時を回っており、上映時間16時の直前でした。劇場の前はまばらな人だったので、それほどお客さんはいないのかと思って油断しておりました。

2,014年12月30日の新宿ミラノ座、エヴァ公開直前の様子。

しかし劇場入り口に行ってみるとビックリ。係の方が誘導していたのですが、すでに座席はほとんど埋まっているとのこと。
急いでチケット窓口に行くと「おそらく立ち見になります」と言われてしまいました。

ちなみにチケットはこちら。一枚500円。自由席だからなんとか買えたといった印象。

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こちらは未使用。
他のグッズのように何かイラストがあるわけではありませんが、記念ということで。

新宿ミラノ座で再上映された「新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に」の未使用チケット

入り口でチケットを渡し中に入ると、正面わきには『シト新生』と『Air/まごころを、君に』のポスターがありました。

新宿ミラノ座で展示されたシト新生とAir/まごころを、君にのポスター

また右側には新劇場版シリーズのポスターも展示してありました。『序』・『破』・『Q』のポスターがそれぞれ2枚ずつ計6枚あります。

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さらにそのすぐ脇には、当時劇場で販売されていたエヴァのパンフレットやチラシが、ガラスケースの中に展示されていました。

劇場で販売されたエヴァンゲリオンの様々なグッズとパンフレット

この中には劇場で当時販売されていたUCCのエヴァ缶がありましたが、すべて未開封品で状態もかなり良かったです。

UCCエヴァ缶の歴代バージョン・ミラノ座で販売されたもの

特に初代エヴァ缶(写真中央手前)は6缶パックに入っており、自販機に貼られる販促用のシールまで一緒に展示されていたのには驚きました。
パックが紙製なのでボロボロになりやすいのですが、上記のとおり状態はかなり良かったです。

館内にはエヴァ以外にも数々の作品のポスターが展示され、少数ですがパンフレットの販売もされておりました。
こちらは『荒野の七人』のパンフレット。実際に販売されていました(ただしプレミア価格)。

荒野の七人の映画パンフレット

こちらは『E.T. 』のパンフレット。

E.T. のパンフレット

こちらはポスター。普通の値段でした。

E.T. のポスターはミラノ座で2,000円で販売されていた

座席は満席・立ち見も

さて館内に入り上記展示物を一通り見て回った後で、スクリーンへと向かうと座席はほぼ満席でした。

新宿ミラノ座、最後のエヴァ上映時の館内の様子

空いている席もちらほらありますが、ほとんど一時的に席を立っているだけで、上映前までには見たところでは空席がありませんでした。
後方には立ち見も方もいらっしゃいました。私は何とか空いている席を見つけ、座る事が出来ました(中央よりやや後方)。

そして時間になると劇場支配人の方から挨拶がありました。
内容としては上記にも書いたように、『Air/まごころを、君に』の劇中で「ミラノ座」が登場したことや、エヴァの上映はこれが最後であること、ミラノ座の生きた証は永遠に残ること等が語られましたが、挨拶の中で“心重ねて”や“すべての魂を今一つに”などのエヴァ関連キーワードが飛び出すと思わず拍手が・・・。中々気の利いたスピーチでした。
それにしても他の作品を上映する時にも同じように、作品に絡めた挨拶をしているのか思わず気になってしまいました。

そんな挨拶が終わり、いよいよ上映開始。内容については触れませんが、上映中は静かなものでしたが、なんか携帯電話で話している声が時々聞こえたのにはガッカリしてしまいました。

あと気になった点といえばィルムが古いせいなのか座席の位置が悪かったのか、音が割れたような感じになっていた事ぐらいでしょうか。
作品にのめり込んだためか、思っていた以上に楽しめました。

感想

映画そのものは、今年10月の「庵野秀明の世界」でも観ているので、劇場鑑賞とはいえ、わずか2ヶ月の間に2回も同じ作品を観るのは正直どうかとも思ったのですが(遠方なのと年末の忙しさもありますが)、エヴァ本編内に実写として登場した場所に行ってエヴァを観る最後の機会ということで、やはり行って良かったです。

エヴァファンの方もいっぱいいたでしょうから、そうした人と同じ空間で同じモノを観るというのは結構贅沢な感じがします。

また上映終了後に拍手が起こり、皆さん思い思いに館内の写真を撮っていたのが印象的でした。
それがエヴァファンなのか、ミラノ座が好きだからなのかはわかりませんが、いずれにせよ多くの人に愛された映画館だったのでないでしょうか。

時代の流れとはいえ歴史のあるモノが消えていくのは、どんな時でも寂しいものです。

新宿ミラノ座に展示されたサイン

オマケ。
劇場通路には有名人のサインが多く展示されていました。

DSC01450

日笠陽子さんや山口勝平さん、水樹奈々さんや田村ゆかりさんなどお馴染みの声優さんのサインも多くありました。
上映終了後、足を止めて見ている人も多かったです。

参考HP

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