庵野秀明監督の生まれ故郷にて開催された「アンノヒデアキノセカイ」に行ってきました

公開日:2013年11月18日│更新日:2016年06月07日│[イベント]

クリエイター「庵野秀明」の軌跡を辿れる「アンノヒデアキノセカイ」のレポート。

庵野秀明の作品展・アンノヒデアキノセカイのポスター

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概要

2013年11月15日から17日まで山口県宇部市にて開催された、「アンノヒデアキノセカイ」に行ってきましたので、簡単にレポートしたいと思います。

「アンノヒデアキノセカイ」とは、「エヴァンゲリオン」シリーズの庵野秀明総監督の生まれ故郷である山口県宇部市で行われた作品上映・展示企画のことで、同市で2013年9月29日から11月24日まで開催されている市民参加型アートイベント「まちなかアートフェスタ」の一環として開催されました。

過去にも、1998年にやはり山口県宇部市にて『庵野秀明の世界』が開催されたそうですが(参照:ガイナックス/新世紀エヴァンゲリオンのページ)、それから数えると実に15年ぶりの作品展ということになります。

展示会場では、庵野監督が過去に製作したアニメ作品(トップをねらえ!・ふしぎの海のナディア・ヱヴァンゲリヲン新劇場版)や、実写作品(ラブ&ポップ・キューティーハニー・式日・DAICONFILM版帰ってきたウルトラマン)を会場の各地で上映したり、庵野監督が学生時代に製作した絵画やイラストの展示がなされ、個々の作品の紹介ではなく学生時代から現在に至るまでの監督個人の軌跡を辿るような形になっております。

ちなみに、私が参加したのは最終日の11月17日だったのですが、この日は奇しくも『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』が全国の劇場で公開されてから丁度一年後でした。
一年経って同じ映画を、しかも今度は庵野監督の生まれ故郷で見ることになるとは、当時はまったく想像しておりませんでした。

展示会場

展示会場は一ヶ所ではなく、宇部市の中心市街地の中の計4ヶ所に分かれて行われました。

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作品の上映については各会場で10時から19時まで上映されましたが、一会場一作品ではなくいろいろな作品が上映され、また同じ時間帯に同じ作品がかぶらないようになっており途中退席も自由だったため、気軽にいくつもの作品を見ることができました。
各会場へは歩いても15分ほどでしたが、3番の会場「ルナーレ」は店舗の屋上駐車場の更に奥だたため、探すのがちょっと大変でした。

そのルナーレの会場受付はこんな感じでした。

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街中の各所にはこうした旗がありました。

2013年宇部市で開催されたアンノヒデアキノセカイののぼり

ちなみに、この旗は何種類かあり、コレクター的にはちょっと欲しかったです。
また、庵野監督の学生時代の作品や作品紹介の展示は、1番の「ヒストリア宇部」でのみ行っておりました。

上映作品

イベント会場で上映されたのは、以下の作品でした。

  • DAICONFILM版帰ってきたウルトラマン
  • ラブ&ポップ
  • 式日
  • キューティーハニー
  • ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序
  • ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破
  • ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q
  • トップをねらえ!
  • ふしぎの海のナディア

上映時の様子について

入場料は『帰ってきた~』と『ナディア』は無料、それ以外は200円で、無料の作品は先着で整理券が配られました。
時間的な制約から『エヴァ破』と『エヴァQ』、『ナディア』しか見れなかったのですが、久々に見てもやっぱりおもしろかったです。
こちらがナディアの整理券、2時間続けてなので一挙5話上映でした(私が見たのは残念ながら1話だけでしたが)。

アンノヒデアキノセカイで上映されたナディアの整理券

『ナディア』の上映会場は定員50人の小さな教室のような会場だったのですが、個人的に一番良い雰囲気の会場でした。
音響や設備が良いどころかまったく逆で、会場が小さく機材がゴチャゴチャしており、イスが所狭しと並べられている環境だったのですが、真っ暗で狭い中作品を見ていると没入感がハンパではなく何度も見たはずのナディアについ魅入ってしまいました。
あとちょっとゲリラ上映っぽいのが、個人的にツボだったみたいです。

こちらは有料の入場券、表にはエヴァ初号機が描かれています。

アンノヒデアキノセカイで使われた入場券、初号機のイラスト

裏面には作品名と上映会場・日時が入っています。
これは『ヱヴァ:Q』のチケットで、他の作品でもチケットのデザインは同じです(有料作品のみ)。

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ちなみにこちらは2012年11月17日に、『ヱヴァ:Q』を初めて劇場で観た時のチケット。
一年後の同じ日に、同じ作品の上映を観るのは初めてだったので、感慨深い体験でした。

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一番大きな上映会場は「ヒストリア宇部」の一階イベントホールでの上映で、最初に行った時にはちょうど『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』を上映するところでした。
会場の外観はこちらで、ちょうど宇部市市役所の道路を挟んだ向かい側にあります。

山口県宇部市で行われたエヴァ破の作品上映会場

チケット売り場の案内と入り口のドア。

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上映スケジュール。4ヶ所の上映会場全てのスケジュールが載っています。

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こちらが会場内、定員は100名の大きなイベントホールでした。

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別角度から。

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こちらが使用された再生機材、再生プレイヤーはパイオニアでした。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破の作品上映を行った機材

スピーカーは2つだけだったためか、会場全体を鳴らすにはちょっと力不足だったような気がします。あとはスクリーンももうちょっと大きかったほうが良かったかな。

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上映された『破』は2.22のものでちゃんと次回予告まで上映されましたが、『破』を観た事がなかったと思われる人が何人か、エンドロールが始まった時に退出されていました。

上映作品の中では『帰ってきた~』と『式日』がぜひ見たかったのですが、急遽時間的な都合から観る事ができませんでした。
作品そのものは探せば観ることもできるでしょうが、あの会場の雰囲気の中で観たかったのでこのイベントの中で唯一の心残りとなってしましました。

庵野監督の作品展示について

『破』の作品上映などを行った「ヒストリア宇部」では、2階の会場で庵野監督の学生時代の作品やアニメ関連商品の展示、宇部市を舞台に撮影された実写映画『式日』の撮影スポットの紹介などを行っておりました。
入り口は作品上映会場とは別で、歩道から奥まった所にありました。

庵野秀明監督の作品の軌跡を見れる会場

展示会場の入り口には、高さ2メートルのエヴァ初号機のフィギュアが飾ってあります。

アンノヒデアキノセカイ 宇部市の作品展示会場に展示してあったエヴァ初号機

展示物は基本撮影禁止だったのですが、初号機と奥のアスカのフィギュアだけは撮影可でした。
こちらがアスカ。

アスカの実物大フィギュア

ふと疑問に思ったのですが、こうした大きいフィギュアは富士急ハイランドや箱根町などの各種エヴァイベントで結構見かけるのですが、全部で何体くらい製作されているのでしょうか?
エヴァ関連のイベント会場で見かけることも多いので、数体はあると思うのですが見分けがつきません。

さて、展示物についてですが、『トップをねらえ!』や『ナディア』・『エヴァ』の関連書籍やLDなどの商品、『ラブ&ポップ』の作品紹介と、ジブリの最新作『風立ちぬ』の紹介パネル等がありました。

その中でも個人的に気になったのは、庵野監督が高校時代所属していた地学部の会報誌。
表紙を庵野監督が描いているのですが、そのイラストが非常に緻密なSFメカで(映画マクロスに出てきそうな感じ)、ディティールはやたら細かいのに全体としてみるとまとまって見えるという、本当に高校生が描いたのかと驚くようなモノでした(イラストの横にはサインも入っていたのですが、今と同じモノだったのもビックリ)。

また、松本零士氏に影響を受けていたのか、松本作品に出てきそうな美女が描かれているものもありました。
これらの資料は宇部でしか展示されないようなのですが、ぜひ多くの庵野ファンの方に観てもらいたいです(撮影禁止だったのが残念)。
あと初めて見たのは、庵野監督と奥さんの安野モヨコさんの結婚式に引き出物として出たというマウスパッド。お二人のイラストが入ったモノで、初の合作だそうです。

グッズの販売

グッズに関しては「アンノヒデアキノセカイ」のイベントロゴ等を使用した、限定オリジナルグッズを販売。
御馴染みのクリアファイルやマグカップ、Tシャツや当日スタッフの方が着ていたジャンパー等の他、地元のお店とのコラボ商品もいくつか販売されておりました。
例によってたくさん購入したのですが(値段がお手頃で助かりました)、買ったモノは後日紹介します。

こちらがグッズの販売所、3番の会場「ルナーレ」の一階でのみの販売でした。

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真ん中には綾波レイのフィギュアが飾ってありました。

実物大綾波レイのフィギュア

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会場内では「アンノヒデアキノセカイ」限定グッズだけではなく、通常のエヴァグッズも数多く販売されておりました。

エヴァグッズストア・山口県宇部市の会場

天井には大きなポップが吊るしてあります。

アンノヒデアキノセカイのグッズ売り場

こちらはグッズ販売の会場となる「ルナーレ」の入り口に貼ってあった看板。

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限定グッズは一部売り切れもあったようなのですが、欲しいモノは購入できたので満足です。

感想

今回の「アンノヒデアキノセカイ」ですが、作品上映だけでなく庵野監督個人にスポットを当てた企画だったのが、他のエヴァイベントとは違うおもしろいところでした。
特に庵野監督の学生時代の展示物は宇部市でなければできない展示でしょうし、現物を見ることは滅多にないでしょうから貴重な体験でした。

またこうしたイベントではどうしても会場内しか移動しない場合が多いのですが、今回のように会場が4つに分かれていると移動のために色々歩き回るので、街を散策する事も楽しかったです(アーケード街の一角にあった中津瀬神社などは良い雰囲気でした)。
もちろん極端に離れているようだと苦痛ですが、10分~15分ほどであれば個人的にはちょうど良いと感じました。

グッズについては安かったのがコレクター的には大満足でしたが、少し種類が少ないのは残念でポスターなんかはあっても良かったのではと思います。

あと地味な部分ですが、会場各地に居たイベントスタッフの方がどの方も親切で、気さくに話しかけてくれたのは嬉しかったです。
庵野監督の作品についてもよくご存知だったのでつい時間を忘れて話し込んでしまい、スタッフの方も今回のイベントを楽しんでいるんだなと感じ、参加するこちらまで楽しい気分になりました。ありがとうございました。

参考HP

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