今夜、遂に旧エヴァ完結編『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』が地上波初登場!

公開日:2014年08月25日│更新日:2014年12月17日│[雑記]

社会現象を巻き起こした『新世紀エヴァンゲリオン』。その完結作ながら過激な描写により今まで地上波で放送されることがなかった本作『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』。 その衝撃の話題作が劇場公開より17年の時を経て、遂に地上波で放送されます。 それに伴いこの記事では当時の懐かしい新聞記事などを交えながら、旧劇場版シリーズを振り返りたいと思います。

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air / まごころを、君に のメインビジュアルポスター

現在『エヴァまつり』と題し金曜ロードショーにて毎週エヴァンゲリオンの劇場版が地上波で放送されておりますが、本日は関東で『THE END OF EVANGELION 新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』が、地上波にて初放送されます。

1997年の劇場公開から実に17年の歳月を経て、遂に旧エヴァ完結編がTVに登場します。

『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』 TV版

今回放送されるのは1997年7月公開の、エヴァンゲリオンのTVアニメシリーズ(1995年~1996年放送)完結編となる『Air/まごころを、君に』です。
ストーリー的にはTVアニメ第24話「最後のシ者」の続きであり、この映画の中の第25話「Air」及び第26話「まごころを、君に」をもって旧エヴァンゲリオンは完結しました。

ただし今回地上波で放送されるのは『TV版』と呼ばれるものであり、時間的なものと(おそらく)表現的な制約から本編がある程度カットされて放送されると思われます。
実際この映画にはきわどいシーンが結構あり、シンジの○○○○シーンやネルフ職員・戦自隊員がむごたらしく死んでいくシーン、本編ヒロインであるアスカの凄惨な結末など、地上波での放送が厳しいのではと思われる箇所がいくつもあります。

ヤマト・ガンダムに続く第三の社会現象と呼ばれ、1997年当時ですらTVアニメ版のVHSやLD(今で言うDVDやBD)の売り上げが1巻平均28万枚以上も売れていながらTV放送されなかったのは、こうした事情がかなり影響したのではないでしょうか。

これらをクリアして地上波で旧劇場版が観れる日が来るとは、濃いエヴァファンほど想像できなかったことだと思われます。
TVアニメは今まで何度も再放送されていましたが、今回のこの劇場版放送によりようやく旧エヴァシリーズはすべて地上波で放送されたことになります。
私は残念ながら観れませんが、観れる方は楽しんでほしいですね。

『Air/まごころを、君に』公開日の新聞

こちらは『Air/まごころを、君に』の公開日である、1997年7月19日朝日新聞に掲載された庵野監督のインタビュー記事。

朝日新聞1997年7月の庵野秀明監督のインタビュー記事新聞
朝日新聞 1997年7月19日

「ブームが映す病んだ世代」と題して庵野秀明監督がオタクに関してや、聖書や過去の映画手法の引用(要はパクリ批判)について短いながらも色々語っております。
ここで庵野監督が「エヴァはもう終わった作品」と言っていたのがショックでしたね。その10年後に、まさか新しい劇場シリーズが公開されるとは思ってもみませんでしたが・・・
ちなみに記事の最後には「TVを観ないで『シト新生』を観た人からわけがわからないという声があった」というコメントが書いてあり、そりゃそうだろうと爆笑した記憶があります。

こちらはTV欄。『Air/まごころを、君に』の広告があります。

朝日新聞1997年7月 Air/まごころを、君に
同上

ポスターにも使われた文字だけの広告で、ビジュアルを使った両隣のアニメ作品の広告と比べ異質な感じです。一見するとアニメ作品だとは思えません。
同日上映作品として『ジャングル大帝』や、最近リバイバルしつつある『地獄先生ぬーべー』の劇場作品が一緒に並んでいます。

エヴァ旧劇場版シリーズ 三作品のポスター紹介

『Air/まごころを、君に』放送記念ということで、せっかくですから旧劇場版のポスターでも紹介します。

『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 シト新生』

シト新生のメインビジュアルポスター 貞本描きおろしのチルドレン集合図

1997年3月公開。これをもって本来はTVシリーズが完結するはずでしたが、制作の遅れや構想の膨らみから完結が延期。
庵野監督自らの謝罪会見の後、こちらでは完結編の半分が公開され、残りは97年夏に持ち越されました。

完結編公開延期のため、当時はこんなポスターも作られました。

シト新生の前売り券で『Air / まごころを、君に』を鑑賞できることを告知するポスター

これは『シト新生』公開時に劇場に貼られたポスターで、未使用の『シト新生』のチケットを持っていれば夏公開予定の『Air/まごころを、君に』が鑑賞できるようになった事を告知しています。
『シト新生』の映画チケット発売当時(1996年11月)に完結すると宣伝していた劇場版が、公開1か月前に実は完結しませんと発表されたのでこうした処置が執られたのでしょうね。

『新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air/まごころを、君に』

新世紀エヴァンゲリオン劇場版 Air / まごころを、君に のメインビジュアルポスター

1997年7月公開。第25話「Air」及び第26話「まごころを、君に」で構成されており、TVアニメとは別のエンディングと位置づけられています。
登場人物の死をイメージしたこのメインビジュアルは、その色合いもあって初めて見たときのインパクトは凄かったです。
劇場公開時には部屋に飾っていたものでした。今でも大好きなイラストの一つです。

『REVIVAL OF EVANGELION』

REVIVAL OF EVANGELION 映画ポスターB2全体

1998年3月公開。『シト新生』公開時に一緒に上映されたTVアニメの総集編『DEATH』に、完結編『Air/まごころを、君に』をセットにして一つにまとめた、旧エヴァ劇場版の完成形。
『DEATH』は公開時からさらに編集された『DEATH (TRUE)2』となっており、内容が微妙に異なっております。なおこのポスターには同シリーズ初となる実写が使用されています。

こちらは公開前日の新聞。TV欄にはこの映画の広告があります。

REVIVAL OF EVANGELION 公開時の新聞広告欄 1998年3月6日
読売新聞 1998年3月6日

上映時間が長い。

REVIVAL OF EVANGELIONの上映時間は2時間40分
同上

1997年夏に完結してから間も無かったためか公開されていた事すら知らない人がいるマイナーな作品で、さらに上記のように上映時間が160分と新旧劇場版を含めエヴァ劇場公開作品では最長の上映時間だった事、さらに総集編以外の変更点が当然ありませんでしたので見に行く人も少なかったと個人的には思います。
このためこの劇場チケットも持っている人が少ないと思われますが、チケットデザインは『シト新生』公開時にチケットとセットで販売されたポスターのイラストを流用しているというつまらないもので、チケットデザインについては前二作と比べてひどくガッカリした記憶があります。

とりあえず

関東圏だけの放送なのが残念ですが、視聴できる環境にある方はぜひ一度は観てほしいものです。
1997年という世紀末の、ある種独特だった雰囲気と、今のアニメにはないエネルギーがこの映画には凝縮されていると思いますので。

参考HP

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